せどりの現状について把握しておこう!
私は2010年にせどりを始めたのですが、当時は今ほどノウハウも充実していなかったですし、便利なツールもほとんどありませんでした。
せどりと言えば、まだブックオフ仕入れ=105円本(消費税5%時代)が主流の時代でしたねー
せどりすとさえなかった時代で、みんなガラケーで、アマゾンの最安値とランキングが確認できる携帯サイトにアクセスしてISBNやJANコードの番号をピコピコ入力して仕入れを行ってました(笑)
2011年頃から便利な無料ツールが出てきたように記憶しています。
同時に、昔はせどり=ブックオフ仕入れだったのに、時代が進むに連れて新品中古問わず、CDせどり、DVDせどり、ゲームせどり、雑誌せどり、おもちゃせどり、ホビーせどり、家電せどりといったように扱う仕入れ対象商品カテゴリも細分化していきました。
そして仕入先店舗も、ブックオフ中心からその他のリサイクルショップ、CDショップ、家電量販店、ディスカウントショップ、スーパーマーケット、ホームセンターなどといった感じで次々と拡大していきました。
ザックリとですが、私がせどりを開始した当時から現在までの時代の流れについて説明してきましたが・・・
仕入れ対象商品ジャンルや仕入先店舗が細分化されたら、せどりのノウハウも当然、細分化しますよね?
そして・・・
細分化するということは、情報量もそれだけ増えるということです。
ここ数年でせどりのブログやメルマガも劇的に増えましたし、教材や高額塾なんかも多々あります。
何が言いたいかというと・・・
このサイトの最初にも書いたとおり、せどりの現状は情報過多ということです。
情報過多と言っても、情報を取捨選択できて、きちんと体系的に組み立てる能力をお持ちの方にとっては、便利な時代になったのではないでしょうか?
例え断片的な情報でもそれを整理して体系化できれば、ひとつの完成されたノウハウになりますからね。
でも・・・
そんな能力を最初から持ち合わせている人なんてほとんどいないというのが現実なんですよね・・・。
私も例外なくそうなんですけどね。
人間、最初からそんなに器用じゃありませんよ。
確かに器用な人は極稀に存在しますが・・・。
一見、便利になったように思えるという罠?
情報が増えたおかげで、誰でも検索すれば比較的簡単に情報にアクセスできるというのは一見、とても便利で効率的に思えますよね?
せどりなんて「安く仕入れて高く売る」だけなので、情報が安易に入手できれば、稼ぐことなんて簡単そうに思えるんじゃないかなと。
ところが、実際にやってみると・・・
そんなに世の中甘くはないといった実情です。
私のところにも「仕入れに行ってきましたが、どこの店舗も価格はアマゾンのほうが安い商品しかありませんでした。」というご報告のメールが届くことが多々あります。
たとえば、
「家電せどりが稼げる」という情報を得て家電量販店に仕入れに行ったんだけど、まったく仕入れができなかった話だとか・・・
「ワゴンセールの新品ゲームはオイシイ!」という情報を得て仕入れにいったけど、そこにあったのはほとんど利益の出ない商品ばかりで、せっかく仕入れに来たのだからという理由で仕方なく数百円しか見込み利益が取れない商品を数個だけ仕入れたという話だとか・・・
某家電量販店の閉店セールがあるので行ってみたら結果は惨敗だった話だとか・・・
これまで色んなエピソードをご報告頂いております。
まぁ、その都度、ちゃんと反省点を一緒に考えたり、先のことについて目標を設定したりといったようなアドバイス的なことはさせて頂きましたけどね。
このようなことは、とくにせどり初心者さんにはよく起こり得ることだったりしますので、もし読んでいて「あるある!」と思ったとしても落ち込まないで下さいね。
不安になるのはわかりますが、自信を失くしたり落ち込む必要はまったくありません。
ここまでお読み頂いたら、すでにお解りですよね?
「◯◯せどりは稼ぎやすい」とか「◯◯で閉店セールがある」といった情報は誰でも入手できて、せどりを実践する上では、昔に比べると明らかに便利な時代になっているとこうことは確かなんですよ。
だけど、これだけ細分化されて情報量が圧倒的に増えたということは、それだけ体系的ではない断片的な情報が増えたということです。
サイトの最初でも触れましたが・・・
現在は、情報が増えすぎた結果、うまくせどりができない人たちにとっては、何を選択していいかわからないといった状況に陥りやすくなってしまいました。
・・・ということは、
あくまでもせどり自体が難しくなったわけではなくて、情報の取捨選択が昔よりも困難な時代になっただけなんですね。
こういったせどりの現状をしっかりと意識した上での正しい知識と手順というのが、今後、せどりで稼いでいくためのカギとなることを覚えておいて下さいね。
「正しい知識と手順」にさらに「現状把握」というのを加味して考えるというわけです。
そんなわけで、今後は、さらにDEEPな問題を掘り下げていきます。