お金を稼ぐ仕組みを簡単に理解しておこう
当然ながら私たちは資本主義経済を生きています。
資本主義というのは、資本(お金)を使ってお金を稼ぐというのが原則です。
サラリーマンという立場上、いまいちピンと来ないかも知れませんが、企業は従業員の時間と労力を(お金を使って)買い取って、事業に投入することによって利益を得ているというのは想像できますよね?
仮に企業がお金を支払ってくれなかったら、当然、従業員は誰もついてこないわけなので、お金を稼ぐためには、元となるお金(資金)が必要というわけです。
理解しやすいように企業を例に話をしましたが、これは個人事業主でも同じですし、サラリーマンの副業も同様です。
本業の合間に取り組んで、お金を稼ぐにしても、資金0円では難しいということです。
難しいと書いたのは、不可能ではないという理由もありますが、まったく資金をかけない状態で副業に手を出して、もし稼げたとしても、莫大な時間がかかりますし、資金を使って稼ぐよりもエネルギーを大量に消費してしまうため、燃え尽きるリスクが高くなります。
わかりやすく例えれば、ちょっと極端ですが、東京から大阪まで新幹線で移動すれば良いものを、新幹線代をケチって徒歩で移動して、途中道に迷ったり、体力を消耗しながら、何日間も費やして目的地に到着した時にはすでに疲れ果てて何もする気力がないみたいなイメージです(笑)
時間というのは命です。
1分・・・1秒・・・という時間の経過とともにあなたの命も消費していることを自覚しましょう。
自分の力でお金を稼ぐための資金をケチって、命を無駄に消費してしまうことが大きなリスクとなることを頭に入れて行動してください。
重要なポイントをまとめると以下のとおりです。
- お金を使ってお金を稼ぐ仕組み
- お金で時間を買うという考え方
- 時間は命
情報過多の時代
現状に満たされず、自分の力でお金を稼ぐことの大切さに目覚めた人の多くは、まずはインターネット上にある情報をかき集めることからスタートするのが一般的だったりするのですが・・・
現代のインターネットは情報過多になっていて、不確かな情報や、中には詐欺的で悪質なものも含まれているため、右も左もわからない状態だと、有益な情報を得ようという本来の目的を見失い情報の海に溺れてしまいがちなのも実情です。
先ほども書きましたが、資本主義が資金を使って利益を得るという原則で回っていることが理解できていないと、ネットに溢れ返っている「資金ゼロ円!誰でも簡単に楽々稼げる!驚愕の●●ビジネスであなたも億万長者!!」みたいな怪しげな儲け話に飛びついてしまうなんてケースも実際によくあったりします。
正しい知識と行動よりも、私利私欲が先行してしまうと、こういった考えに走りがちになるので注意してくださいね?
「楽して誰でも簡単に稼げる」というのは、一定期間、努力を積み重ね、それなりの資金を投入して、仕組みを構築した後に成せる業です。
例えば、ある程度名のある会社なんかも、一定期間、事業を軌道に乗せるための努力を積み重ね、設備投資や従業員に大きな資金を投入することができたからこそ、社長自らが現場で労働しなくても収益を上げることが可能になったというわけです。
社長は仕事をせずにゴルフ三昧でも、会社が自動的に利益を上げてくれる仕組みがあれば勝手にビジネスは回るという話です。
しかし、私たちのような個人がそれをやろうとするのは、非常に困難ですよね?
情報過多の時代を上手に生き抜いていくためには、情報の取捨選択が必要になってきます。
自分にとって必要な情報と不要な情報を選別する目利き力を鍛えるには、まず自分の置かれた状況を把握し、今の自分に残された可能性をしっかりと認識し、目的を果たすために必要なものをリストアップすることが重要です。
そのためには、まず、情報を収集する前に自分が向かうべき方向性や、リターンを見込んだうえで取れるリスクの許容範囲、そして、資金、時間、労力をどこに費やすかを考えることから始めると、軸がぶれずに必要な情報に目が向くようになります。
情報収集の目的を見失わないように気をつけましょう!
以上を踏まえた上で、次のページからは実際によくある副業の罠について解説していきます。
ここまでをしっかりと読んで、自覚していれば、情報の海に溺れることなく、正しい方向に努力できるようになっていると思いますので、安心して先を読み進めていってください。