昨今では、せどり界隈でも、Amazonの出品規制やら、出品アカウント乗っ取りによる詐欺の横行、注文商品の配送遅延といった感じで、わりとネガティブなニュースが多かった影響もあって、何かと不安になったり、場合によっては廃業するせどらーさんもいるみたいですね…。
確かに以前よりも、せどりを取り巻く状況は年々厳しくなっているという意見もありますが、だからと言って完全に終わったわけではないんですけどね。
希望を捨てなければ、まだまだ可能性はあります。
売上低迷でモチベーションも低下したまま?
ここ数ヶ月、読者さんとのやり取りだったり、周囲にいるせどらーさんの話を聞いて、いろいろと思うところもあったりします。
人生なんてうまくいかないことがあって当然だし、状況によっては売上が低迷することだって、ビジネスでは当たり前のことなので、逆に右肩上がりが永遠に続くことを前提に考えているほうが本来だったらおかしな話なんだけど、自分の思い通りにいかなくて塞ぎ込んでいる人やモチベーションが上がらないといった人もわりといるようです。
また、これまで普通に稼げていたやり方が、状況の変化などによって通用しなくなって、別の方法をアレコレと模索しているうちに、自分はどこに向かっっているのか? わからなくなってしまって、中途半端に手を広げただけで、結果的にはどれもうまくいかないという人も…。
早く現状から脱出しなければいけないという思いが本来ならば、行動の源泉、つまりは原動力になるはずなのに、逆に焦りや不安を増幅させてしまう…という結果につながっては本末転倒ですよね?
こういった悩みを抱えているせどらーさんの多くは、実は極端な情報に感化されやすかったりします。
大勢の人が同じタイミングで偏った情報を発信すると?
せどりに限った話ではありませんが、年々ネット上に情報は増えています。
何か大きなニュースがあると、たくさんの人が同時にそのことに関しての情報を発信することが多々あります。
当然、せどりに関してもこれだけたくさんのブロブやメルマガ、ツイッターやYoutubeなどといった媒体があれば、出品規制やアカウント停止といったネガティブな情報が同じタイミングで大量に拡散されるわけですから、感化されやすい人たちにとっては当然、それだけ不安も大きくなるわけですよ。
拡散装置もまた年々増えてますからね。
情報そのものと拡散装置を分けて考えてみるとわかりやすいんじゃないかな?
大半の場合、情報そのものよりも拡散装置に惑わされていたりするものです。
受け手の姿勢が問われる時代
情報は偏っていて過激なほうが受け手にも刺さるんですよね…。
極端な情報ほど注目を集めやすいものだったりします。
感化されやすい人というのは「これだけ大勢の人が…しかも、ものすごい大金を稼いでいる何人もの人が同じタイミングで言ってるんだから、これは本当に稼げなくなる」って感じで解釈するのですが、実際には未来のことなんて誰にもわからないものです。
知識と経験が豊富ならばある程度の予測はできるかも知れませんが、あくまでも推測に過ぎません。
近年は、その他大勢と同じ行動を取って、極端な白黒思考に囚われて、偏った情報に反応しやすい人が増えているようにも思えますが、どうなんでしょうか?
情報を感情的に受け取って、一部を全体と錯覚して捉えてしまうと深みにハマりやすいので気をつけてくださいね。
あと、大勢の人たちが同じタイミングで都合の良い情報を発信する時もその裏には何かがあると考えたほうが良いでしょう。
たとえば、数千人が「◯◯するだけで自動的にあなたの銀行口座に毎月1億円が振り込まれる」みたいな情報を一斉に発信し出したら不自然ですよね?
わかりやすいように極端な例を挙げてみましたが、これは別に人を疑ってかかるという意味ではないので勘違いしないように!
言ってしまうと、私もたまにみんなと同じような情報を発信することももちろんありますし、それが悪いという話ではなく、情報を受け取る側にもその姿勢が問われるということです。
理想と現実の境界線とPDCA
事業に取り組む上で誰しも理想というのはあると思うんですけど、実際に行動してみると現実はなかなか思い通りにはいかないものです。
でも、行動して得た結果というのは、うまくいっても、うまくいかなくてもそれは立派な経験であると同時に貴重なデータなんですよね。
事業というのは、ある程度長く継続しているとあらゆるデータが蓄積されていくもので、たとえば企業コンサルティングなんかは、そういった膨大で細かいデータを分析して、そこから現在抱えているあらゆる問題を解決するために必要な施策を打ち出したり、短期的・中長期的な視野でのプランを立てたりすることも多く、うまくいった事例だけでなくうまくいかなかった事例もデータとして不可欠となるわけです。
PDCAサイクルと言う言葉がありますが、計画(プラン)を立てて行動しても必ずしもうまくいくとは限らないことを前提に、どんな結果が出てもそれを徹底的に検証して次の新たなアクションにつなげていくというのは、どんなビジネスでも鉄則なんですよね。
たとえば、せどりにおいても、Amazonの出品規制やその他の問題などでうまくいかないということがわかったら、その結果を分析してどうすれば解決できるかを考えて、次のアクションにつなげていく必要があるという話です。
そのためには、理想と現実の境界線をしっかりと認識しておくべきですよね?
「理想=目標」「現実=結果」ですからね。
目標に対して行動した結果は良し悪しに関わらず、次のアクションを起こすための貴重なデータとして活用できます。
結果を導いた原因がわかれば、あらたな仮説を立てる際にも役に立ちますしね。
途中で挫折してしまう人の多くは、PとDで終わってしまう場合がほとんどなんじゃないかなと…。
何だか小難しい話になってしまいそうなので、要点をまとめようかな?
- 何事もうまくいかない時期はあって当然
- 極端で偏った情報に惑わされない
- 情報と拡散装置は分けて考える
- 自分の経験と知識は貴重な財産
- PDCAのCとAを怠らない
私もいまだにアレコレと試行錯誤を続けていたりしますが、こうやって少しずつでも前に進んでいくことが一番、理にかなっているように思えます。
あまり多くの人たちに行き届かないような情報を基に「抜け道」を狙ったやり方なんかも良いですね。
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こういう内容の記事って、おそらく何年も前から私の媒体を読んでくださっている常連さんにしか読まれないんですけどね…(笑)