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時代を読む力を鍛える思考法?

あらためて振り返ってみると、せどりって以外と歴史のあると言いますか・・・

わりと伝統的な稼ぎ方なんですよね?

今回の趣旨を考えれば「稼ぎ方」という言葉よりも「商行為」と言ったほうが適切なのかな・・・。

まぁ、大昔から差額を狙って利益を得る商行為として主に古書の分野で使われていたせどりという言葉も意味的には、現在の私たちが行っているせどりとはまたちょっと違ったりもするわけですけどね。

もちろん、私がここで語ることができるのは大昔の話ではなくて現代でいうせどりについてなんだけど・・・

昔でいう背取りをザックリとでも知った上で、あらためて今のせどりの状況を見てみると、時代の流れというのが理解できていろいろと面白いかなと思ったんですよ。

いわゆる昔で言う糶取り(=背取り)を辿っていって、そこから現代のせどりに至る流れを自分なりに分析することで、せどりっていうのはその時代毎に最適化されたツールによって進化してきたという視点を持つことができたというわけです。

昔でいう背取りと現代のせどりの流れから読み取る普遍性

昔で言うせどり(背取り、糶取り)と言っても、私はそんなに昔からせどりをやっているわけじゃないので、当然、実体験は語れないということもあって、wikipediaのせどりの項目を読んで気になったところといえば・・・

当たり前なんだけど、普段、何気ない使っている「せどり」って言葉ひとつ取っても実は深い歴史があるんだなってこと。

せどりの意味

出典元:wikipedia「せどり」

書物物語辞典によるとってありますが、1936年ですよ(笑)

せどりを題材にした書籍なんかもわりと出ていたりするんですよね。

せどりが出てくる小説

出典元:wikipedia「せどり」

「ビブリア古書堂の事件手帖」は、数年前にドラマ化されていることもあってわりと記憶にも新しいですね?

↑のドラマにはせどり屋と呼ばれる登場人物が出てきたりしました。

ドラマの内容は私個人としてはちょっと・・・って感じでしたが(笑)

で・・・

「せどり男爵数奇譚」については、なんと1974年ですよ(笑)

せどり男爵数奇譚

出典元:wikipedia「せどり」

ちなみに「せどり男爵数奇譚」は、「ビブリア古書堂の事件手帖」にも登場したこともあって、Amazonのレビューを見ても、その影響が見受けられますね?(笑)

せどり男爵数奇譚Amazonレビュー

そして・・・

現在では一部の店舗で、バーコードリーダー禁止だったり、せどり禁止といった規制があったりもしますが・・・

必ずしもすべてのせどらーさんが嫌われているわけではなく、せどりという行為の目的と店舗側の方針や利害関係などによって、その基準は変わるというのは今も昔も変わらないのかな?ということ。

気になったキーワードを色分けするとこんな感じです↓↓

せどりは嫌われている?

出典元:wikipedia「せどり」

上記はwipipediaに書かれていることなんですけど、せどりによって利益を得ることができる自分側だけでなく、商品を販売することによって利益を得る相手(仕入先店舗)に生じるメリットが強ければ、せどり自体は受け入れられるというと解釈することができますね?

相手にデメリットしか与えていない場合は、当然、歓迎されないというわけです。

これは、今も昔も変わらない普遍的なものだと考えることができますよね?

なので、仕入れの際に店内の他のお客様の邪魔をしたり、ビームせどりによる全頭検査が迷惑行為だと店舗側が判断した場合は、せどらーを受け入れられるということが店舗側にとってはデメリットとして働くんですよね。

そんな流れもあって、バーコードリーダーによる行き過ぎた効率化と大量に流れ込んでくるせどらーの群れというのは、結果的に店舗側にデメリットをもたらしてしまったという客観的な見方もできるんじゃないかなと・・・。

せどりの歴史から現代のせどり禁止店の出現の流れをを読み解くとしたらこんな感じですかね?(笑)

歴史的に考えても、すべてのせどらーさんが仕入先店舗に嫌われるわけではなく、利害関係を考えれば、どこまでがOKなのかを考えることも難しくないと思うんですよね。

例えばせどり禁止店だけではなく、「同一商品はお一人様一点までとさせて頂いております」といった文言が書かれたものが、ワゴン周辺に貼ってある店舗があったとしたら、その一文でどこまでがOKか判断することもできますよね?

当然、こういった店舗でワゴンにある特価品をせどらーが全部買い占めたら嫌われるというのは想像できますよね?って話です。

せどりのちょっとした歴史の断片から現代の状況というのが垣間見れた気がします(笑)

長期的視野で考えて、やはり自分さえ稼げれば手段を選ばず何をやってもOKという取り組み方というのは通用しないんですね。

ましてや「赤信号皆で渡れば怖くない」的な思考は危険だと言えます。

せどりは時代に最適化されたツールと共に進化してきた?

大昔で言ういわゆる背取りとか、糶取りの仕入れノウハウというのは目利きです。

当時は携帯電話なんてありませんからね。

せどりで稼ぐためには、とにかく目利きができなければ商売にならなかったことでしょう。

そういった時代背景もあって、当時のせどり屋(現代でいうせどらー)が習得するべきノウハウは非常にシンプルだったんじゃないかな?

目利き力を鍛えるだけですからね。

現代のせどりとは違って覚えることがこれだけというのも潔いですね(笑)

まぁ、目利き力と言っても、それ以外に「どこの書店がオイシイ」みたいな情報は当時もせどり屋仲間の間で共有されていたんじゃないかと想像しますが・・・(笑)

・・・ということはですよ?

時代が進んでインターネットが普及することで、そんな当時の同業者間のこじんまりとした情報交換が一気に拡散されるようになったと考えることもできますよね?

さらに昔は目利き力で勝負していたせどりも携帯電話を使ってAmazonの相場やランキングが確認できるようになったりして、だんだんと目利き力を必要としなくなっていきました。

そういえば・・・

私がせどりを始めた2010年当時も、まだスマホに移行していなくて携帯サーチでポチポチと仕入れをしているせどらーさんも結構いましたね~

今でもたまにガラケーで仕入れしているせどらーさんを見かけることがありますが・・・。

現在では、そんなケータイサーチも廃れたのか、せどりを実践する上でスマホは必須になっています。

せどらーさん御用達のスマホアプリ、せどりすとが爆発的に普及したというのも大きいですよね?

仕入れ基準の判断も私がせどりを始めた当時は、アマゾンランキングを見るのが一般的でしたが、現在ではモノレートやプライスチェックで一定期間内にその商品がどれくらい売れた形跡があるかを調べるというのが主流になっています。

大昔から存在するせどりという商行為がここまで進化したのも、もちろんインターネットの普及が大きいのは当然なんですが、便利なツールの出現と進化いうのが背景にはあって、その影響力によるものだと考えることができます。

まぁ、インターネットを活用するためのパソコンやスマホもツールのひとつなわけですから、当然の流れといえば当然ですよね?

そんな中でも、検索ツールもスマホに最適化され、せどりで稼ぐために必要なデータに素早くアクセスできるようになった影響というのはとくに大きいと思います。

ここでは最適化というキーワードが何気に重要だったりします。

単に「時代とともに進化」と言っても、あくまでもその背景には時代に最適化されたツールがあったからこその進化であって、最適化されていないツールというのは存在はしていても必要とはされないので普通は時代とともに淘汰されますからね。

まぁ、何が言いたいかというと・・・

時代に最適化されたものが残るということです。

せどりの歴史から見たスマホの影響と今後を考えると?

長々とせどりの歴史から始まって、現代に至るまでを語ってきましたが、現時点でもせどりにスマホがもたらした影響というのは、ところどころに垣間見れたりします。

たとえば、今で言えばフリマアプリなんかは、そのひとつとして比較的わかりやすい一例ですよね?

ちょっと前までは、せどらーさんの主な商品の販売先といえばAmazon一択、もしくはAmazonとヤフオクでしたが、メルカリをはじめとするスマホのフリマアプリで物を売買する時代というのが一般化されれば、当然、販路も拡大するというわけです。

まだまだAmazonの販売力は強い状況が続いてはいますが・・・

オークションサイトや、新しいフリマアプリなど販路が拡大すればそれだけ商売の可能性を広げることが可能だという考え方もできますよね?

ヤフオクをはじめとするオークションサイトも、最近はスマホアプリに力を入れていますしね。

このような時代の流れを見ても、せどりにスマホがもたらした影響というのは大きんじゃないかなと。

せどりの今後を考えるとスマホというのは無視できませんよね?

今の時点では、スマホに最適化するということは必然的に時代にも最適化されると考えることが自然にできますからね。

【まとめ】歴史から時代を読むために重要なこと

実は、私、せどりの歴史ってあまり興味なかったんですけどね・・・

たまたま掘り下げる機会があって、私がせどりを始めたばかりの昔のことを振り返ったり、wikipediaを読んでみると、そこには現代のせどりにも当てはまる普遍的な本質だったり、技術(スキル)だったりが散りばめられていて、時代の進化や変化によって、それらがどのように受け継がれてきたかを理解できると、また、あらたに未来の可能性が見えてきたりもして奥深いものを感じました。

これっていうのは、せどりというある意味特殊な稼ぎ方を切り取って単体で考えるのではなく、インターネットやスマホの普及などといった時代背景と結びつけることで見えてくるものだったりするんですね。

まぁ、あくまでも個人的見解に過ぎない話かも知れませんが・・・

こういった考え方というのが基盤にあって、あれこれと仮設を立てたり、物事を思考することができるんだと思う今日この頃といった感じでしょうか・・・。

せどりに限らず世の中のあらゆるビジネスにおいても、そこには歴史というものがあって、時代の流れや変化、そして現代に影響を与えている何かがあったりするものです。

それが何なのかを深く考えることが未来にも繋がるというか・・・

決して目先の利益だけでなく中長期的な視野で事業というものを捉えると、よく言われているような歴史から学ぶという言葉も、なぜそう言われているのかが理解できますね。

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