以前の記事でも触れたとおり、電脳せどりは、「安く仕入れて高く売る」という原則は、実店舗せどりと同じですが、リアルの世界とネットの世界では、それぞれ物理空間と情報空間といったように「場の性質」が異なります。
実店舗せどりでは、「最初のうちは、とにかくできるだけ沢山の店舗数に足を運んで場数を踏んで下さい。」といったアドバイスが初心者さんにされることが度々ありますよね?
これっていうのは、もちろん仕入れに慣れること、身体感覚でせどりを覚えるのが大事だという意味が込められているのですが、その背景には物理空間ならではの性質として物体に触れることのできるリアルな感触が得られる場の性質があります。
この場合、物体というのは、商品はもちろん、店舗の棚だったり、店内にいる人間の動きだったり、店頭の配置だったり、値付けだったり、五感で感じることができるものを差しています。
言い換えれば、このリアルな臨場感というのが実店舗せどりの特徴とも言えます。
なので、電脳せどりと比較すると、実店舗せどりのほうが頭で考えることよりも、身体を動かして、体感的に覚えていく傾向が強いということを自覚しておくとコツがつかみやすいんじゃないかなと。
それに対して電脳せどりは、リアルな世界で仕入れをするわけではないので、実店舗せどりとは、ある意味逆の動きを取る必要が出てくることもあり、実店舗せどりが得意なせどらーさんでも、電脳せどりは苦手という方が結構いたりするんですね。
物理空間と情報空間では、人間って物事の認識の仕方が違うんですよね~。
・・・と言っても、これもちょっとした発想の転換と、場の性質をしっかりと理解した上で、情報空間の歩き方を覚えるだけで劇的に変化したりします。
ちょっと小難しい話になってしまいましたが、情報空間を味方につけることが電脳せどりのコツだと考えて下さい。
こういうふうに考えると、電脳せどりって言葉も情報空間に自己を投影するイメージでせどりを実践するといった感じでシックリ来るような気がしますね(笑)
電脳せどりのやり方
電脳せどりのやり方と言っても、リサーチ → 仕入れ → 出品のサイクルは、通常のせどりと共通なので、それほど難しく考える必要はありません。
リアルとネットでは場の性質が違うので、物理空間と情報空間の違いによるギャップに戸惑う人もいるかも知れませんが、まずは主戦場となる仕入先サイト → 販売先サイトを知り尽くすことと、データに慣れることが重要です。
電脳せどりは、ネット世界(情報空間)で行動するので、実際に商品に触れることはできませんし、他のお客様の動きも目には見えません。
データをいかに収集して、読み解くことができるかが鍵となります。
「データ収集力×データ分析力」の掛け算ですね?
どっちかの数値がゼロであれば、結果は出ないのでこれを意識して上で行動すると緊張感があって気も引き締まって良いと思いますよ。
では、どのようにデータを収集すれば良いか?
なんですけど・・・
まずは、アマゾンで販売して利益の取れる商品をリストアップするところから始めます。
アマゾンでのリサーチについては、こちらの記事を参考にして下さい。
実店舗せどりの場合は、仕入先店舗に出向いて、店内で販売されている商品在庫の中にアマゾンで販売したら利益の取れる商品があるかどうかをサーチ用ツールなどで調べるという手法なので、電脳せどりとは手順がちょっと違うというか、順序的には逆のプロセスを踏みます。
たまにメールで相談を受けるのですが、ここで戸惑うという方もいらっしゃいますね。
※↑この場合の実店舗せどりは、主に中古せどりね。(ブックオフせどりとか)
次にアマゾンで在庫切れ&定価超えしているような商品をいくつかリストアップしたら、ヤフオク!や楽天市場、ヤフーショッピング、タワレコオンライン、HMVオンライン、セブンネット、あみあみ、ヨドバシ・ドット・コムなどの仕入先サイトに在庫があるかどうかをチェックしていきます。
各サイトに検索窓があると思うので、商品名やJANコードを入力して、仕入先サイトでキーワード検索して探します。
複数のサイトを比較していって、できるだけ安く仕入れられるサイトで仕入れをします。
(横断検索サービスを使うと便利。横断検索についてはそのうち書きますね)
仕入れ対象の商品が見つかったらコストの計算をします。
FBA料金シミュレーターを使っても良いですが、Amafeeを利用すると便利です。
Amafeeについては、こちらの記事を参考にして下さい。
FBA料金シミュレーターやAmafeeなどで、手数料などのコストを差し引いてどれくらい利益が出るかがわかったら実際に商品を仕入れるんですけど、電脳せどりの場合は送料がかかるので、注意してくださいね。
送料はFBA料金シミュレーターやAmafeeでは計算されないので自分で加算します。
購入金額によって送料が無料になるショップもあるので、そういった場合は、いくつか商品を購入してまとめて発送してもらうことでコストを押さえることができます。
※電脳せどりの話なので送料の話をしていますが、実店舗せどりでも電車賃やガソリン代がかかっている場合は、コストに計上した上で仕入れを考えて下さいね。
コストを差し引いて、それが仕入れ基準の条件に見合った商品だったら仕入れます。
電脳せどりは、注文してから実際に商品が手元に届くまで日数がかかるので、その間にアマゾンの在庫復活や出品者が増えて相場が下がってしまうというリスクも想定できます。
最初の段階であまりに出品者が多すぎる商品は、場合によっては避けたほうが賢明ですね。
電脳せどりのやり方としてはこんな感じです。
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