先日、Amazonからクリスマス、年末年始のホリデーシーズンに向けフルフィルメントセンターの在庫保管スペースがひっ迫しているため、FBAに納品する商品の在庫保管制限を見直します的なメールが届いたという人も結構いらっしゃったみたいですね?
「みたいですね?」というのは・・・
私のところにはこのメール、届いていなかったんですよ。
このメールって、在庫保管制限に引っかかっている、もしくは基準値ギリギリの出品者さんに送られているのかな・・・?
実は、先日、とある読者様から頂いたメールで知りました。
FBA在庫保管制限の見直しとは?
フルフィルメントセンターに今まで5000個まで保管できていたFBA在庫が、月間の販売実績数に基いて制限されるそうです。
また、FBAを新規に開始するすべての出品者は、小型・標準商品は2,000点、大型商品は500点を基準に保管制限が設定されるとのことです。
見直しは販売実績数に基いて毎週行われます。
自分がFBA在庫保管制限に引っかかっているかどうか?
また、現在のFBA在庫はどれほどなのか?
などについては、Amazonの出品者アカウントにログインして、セラーセントラルからFBA在庫管理のストレージモニターで確認することができます。
Amazonの公式によるとストレージモニターの色によって、在庫制限レベルがわかるようになっています。
在庫制限がかかってしまうと、在庫制限レベルを下げるまで新規でFBAに商品を納品することができなくなります。
FBA在庫保管制限数の計算方法は以下のとおりです。
過去1ヶ月の販売実績数の2倍ということです。
在庫保管制限を回避する方法
FBA在庫保管制限に引っかかってしまったらどうすれば良いか?という話なんですけど・・・
方法は主に以下の3つです。
簡単に説明すると・・・
- 売れない在庫は損切りして在庫レベルを下げる
- 長期在庫は返送してFBAから自己発送に切り替える
- 売れない在庫は所有権を破棄する
まぁ、一言で言ってしまえば、在庫処分ですね。
大量仕入れでFBAに丸投げが厳しい時代へ?
今回の在庫保管制限の見直しについては、毎月大量に仕入れた商品をFBAに丸投げしていた出品者さんにとっては、なかなか厳しい見直しでもあり、同時に在庫回転率を重視しなければいけないという課題を突き付けられたという感じでしょうか?
それにしても、そんなに大量の在庫をFBAに送っている出品者さんって、結構いるものなんですね?
きちんと利益が取れているのであれば、大量仕入れ→FBA丸投げは非常に効率的な方法ですが、問題は、大量仕入れ→FBA丸投げまではしたけど、そのほとんどが長期在庫化といった流れなんじゃないかなと・・・。
ちなみにこのFBA在庫保管制限の見直しは、11/4から実施されるそうで、このメールがAmazonから送られるタイミングで、このブログでも以下の記事を投稿していました。
[deco_bg image="postit1" width="400"][icon image="arrow3-r"]在庫数を見直す時期
[icon image="arrow3-r"]在庫回転率を重視する時期
[/deco_bg]
私の場合は、税理士さんにアドバイスを頂くようになってからは、ずっと↑の記事に書いたようなスタイルですね。
たしかに在庫数がたくさんあれば、確率論的には、その分だけ商品が売れる可能性は高くなるのはわかりますが、Amazonが求めているのは商品在庫というよりは利益なので、回転しない長期在庫は整理したいというのもあると思います。
Amazonといえばロングテール戦略というのは、よく言われていることですが・・・
動かないロングテールは非効率ですからね。
ロングテールの質とでも言えば良いのかなぁ?
せどり的にも量より質の時代というのを意識しておいたほうが良いのかもしれませんね。
FBA在庫保管制限による影響は?
個人的な意見になりますが・・・
ここ最近、せどらーさんというよりは、どちらかと言うと業者さんがFBA出品している中古商品の相場が下落しやすいようにも思えます。
買取業者さんって、大量に出品している場合が多いですし、出品している商品も売れ筋だけを厳選して仕入れるせどらーさんとは違って、何でもかんでも安く出品するといったスタイルが基本というか・・・。
しばらくは、FBA在庫保管制限対策のために損切りしたり、価格を下げて在庫を減らそうとする出品者さんによる相場の下落が続く傾向かも知れません。
そんなわけで、これから年末年始にかけては回転率重視でいきたいところですね~