「失敗は成功の母」
「失敗は成功のもと」
なんてコトワザがある通り、失敗を繰り返してもそれは成功の過程において必要不可欠なものだという認識は、ビジネスにおいても一般的だと思います。
でも・・・
できる限り、失敗はしたくないですよね?
未然に防ぐことができるのであれば、そうしたいと思うものです。
これは、せどりに限った話ではありませんが、せどりの場合、小資金で始める人も少なくないといった現状もあって、ちょっとした仕入れの失敗によって、ただでさえ少ない資金が全部吹っ飛んで再起するのにも困難な状況に陥ってしまうなんて危険性も考えられます。
そうならないためにも、失敗の原因究明を徹底することで二度と同じ過ちを繰り返さないように備えるというのが有効だと言われることもありますね?
・・・と言っても、
また同じ過ちを繰り返してしまうのが人間だったりもするんですよ。
私も、過去に同じ失敗を何度も繰り返してますし、今だに失敗続きです(^_^;)
もちろん失敗する度に、反省もするし、何がダメだったか?といった原因究明もして、今後は同じ過ちを繰り返さないにはどうしたら良いか?も考えるんですよ?
でも、気がついたら過去と同じ過ちを繰り返しているというわけです。
失敗した時の感情をどのように扱うか?
何かミスを起こしてしまった時というのは、少なからず精神的なショックを受けますよね?
そういう時こそ、冷静にならなければいけないのは頭ではわかっていても、脳には反応が出ていたりするものです。
この時、たとえ冒頭で出てきた「失敗は成功の母」というコトワザが頭をよぎったとしても、人間の脳は、ショックはショックとして淡々と処理しますからね。
そして時間の経過とともに、だんだんとショックも和らいで落ち着いていくというプロセスをたどります。
せどりにおいても失敗したら反省はツキモノなんですが、このショックの和らぐ時間というのをうまく利用できるようになれば、次のチャンスにうまく繋げることができるんじゃないかなと思うわけです。
まだショックが和らいでいないうちに、アレコレと反省すると、余計なことも結びつけて感情に翻弄されてしまう危険性もありますからね。
こういう時って、意識して落ち着こうとしても難しいですよね?
「早く何とかしなければ!」という感情的な焦りが命取りになることもあるので注意が必要です。
時間を味方に付けることができるかどうかがポイントです。
思い込みによるモチベーションコントロールの方法
立て続けに失敗してしまった時、そこに引っ張られるかのようにモチベーションも低下していくというのは、多々あることかと思います。
このモチベーションが低下した時に、さらに失敗についてアレコレと考えてしまうことが、いわゆる「失敗にとらわれる」という状態なんですけど、こうなるとなかなかここから抜けだすのも困難です。
また、これっていうのは、考え方によっては「深く反省している状態」と捉えることもできるわけです。
つまり、「失敗にとらわれる」と「深く反省している」というのは、状態は同じでも言葉の認識に差が生じるというわけです。
言葉だけで何となくイメージできるのは、前者はネガティブで後者は前者よりもポジティブといった印象ではないでしょうか?
でも、実はどっちも状態は、さほど変わらないんですよね~
だったら、この認識の差を利用して、ポジティブな方向へ持っていくこともできるんじゃないかなという話です。
失敗にとらわれて「自分はダメだなー」という気持ちに支配されそうになったら、「いや、こういう時、私は深く反省できる人間なんだ」と思い込むことで一度は低下したモチベーションを再び復活させやすくなるというわけです。
人間の思い込みを利用して、セルフイメージを書き換えるというのがポイントです。
失敗そのものは成功に直接は繋がらない?本当に重要なのは?
冒してしまった失敗に対して反省することは大事なことですが、冒頭のコトワザ「失敗は成功の母」だったり「失敗は成功のもと」というのは、失敗そのものが成功に繋がるというわけではなくて、失敗をどのように捉え、どのように反省するかが未来の成功に繋がるという解釈が、私としては一番しっくり来ます。
私が、せどりで冒してしまった数々の失敗を経験して学んだことです。
ネガティブとポジティブは表裏一体なんですよね。
物事の見方を変えれば、どちらにも捉えることが可能だということです。
そして、それはモチベーションのコントロールにも繋がるというお話でした。
長期的な視野で自分の事業を育んでいくとなると、目先の利益の増減に一喜一憂して翻弄されるよりも、物事の捉え方や思考というのが重要になってきますからね。
1回の失敗で受けたショックが原因でモチベーションが低下したまま、せどりを辞めてしまう人だったり、失敗に囚われたままセルフイメージが下がってしまう人も結構いらっしゃるようです。
今後の参考にして頂けたら幸いです。