以前、ライバルについてはこんな記事を書きましたが・・・
お約束というか・・・
せどりにおいて、決まり文句のようによく使われる「せどりはライバル増加で~」みたいな言葉がむか~しからあるんですけど、そもそも何を基準にライバルを定義するのかな?なんてふと思ったので、ちょっと文章に書いてみようかと思いました。
中でもよく言われるのが、ブックオフでのせどりだと思うんですけどね。
ブックオフに仕入れに行くと、せどらーさんだらけだったから、せどりはライバルが増えているみたいな感じで(笑)
最近は、仕入れが厳しい状況になって、ライバルが減ったという話も聞きますが、どっちなんでしょうね?
私もたまにブックオフに行くことはありますが、普通にせどらーさんを見かけますし、店舗によってはまったく遭遇しない場所もあったりするので、これっていうのは、人それぞれの認識の違いだったり、地域にもよるんじゃないかなと。
カラーバス効果に近いものもあったりするのかなぁ・・・?
まぁ、これらの「ライバルが~」というのは、表面的でわかりやすい部分だけを受けての印象みたいなものであって、重要なのはそこではないと思うんです。
「何を基準にライバルを定義するのか?」をまず明確にできていないと、自分がどうしたら良いかも漠然としてしまいますよね?
・・・ということで、
今回は、せどりにおけるライバル論的なことを書こうと思います。
まぁ、これは、あくまでも私個人の見解に過ぎないんですけどね。
せどりはライバルが多いと言われるけど?
「せどりってライバル多くないですか?」
なんてメールを頂くことがたま~にあるんですけど、ほとんどの場合、そういったメールを下さるのは、せどりに興味はあるけど、まだ未経験で、ネット上で「せどりはライバルが多くて稼げない」といった情報を見ただけという方が多かったりします。
あとは、たまたま出品者数の多い商品を扱っていて価格競争しかしていない方からの相談で、ライバル出品者が多くて、すぐに赤字になってしまうという内容のものもありますね。
他にも似たようなところで、仕入れをする前にアマゾンの出品ページを確認したら、出品者数に圧倒されて仕入れを躊躇してしまうという方もいますね。
上記の3つのケースについてなんですけど、
確かに、ネット上のせどりに関する情報は、「ライバル増加」「飽和状態」といったものだったり、逆に「ライバル不在のブルーオーシャン」みたいな感じで極端に偏っている場合が多いです。
なので、
「せどりって稼げそうなイメージだけど、実際に実践してみるとライバルが多くて難いのかな?」
という感情が沸き上がってくるのも理解できます。
価格競争で相場が下落していくということについては、ひとつの商品に出品者さんが群がっているといった状態で、価格競争が加熱しやすい商品は確かにありますし、そのような特徴を持った商品というのは大抵の場合、誰でも見つけやすくて仕入れられやすい傾向にあるんですよね。
仕入れをする前にアマゾンの出品者数に圧倒されてしまうというのも、あくまでもそれは出品者の数に過ぎないというわけで、ひとつひとつの出品者さんの商品のコンディションやコメント欄をチェックして、落ち着いて今、その商品を仕入れるかどうかを考えれば、何も圧倒される必要もないんですよ。
事例として3つほど過去に私が頂いたことのある読者さんからのメールの内容を挙げさせて頂きましたが、どのケースも表面的な情報でライバルというのを定義付けているように思えます。
他にもライバル云々に関するメールは、過去に頂いたことはあるのですが、キリがないので今回は3つに留めておきますね。
ライバル認定基準の目安とは?
ライバルせどらーさんと比較的多く遭遇する場所といえば、どこですか?
まぁ、人それぞれ違うとは思うのですが、大体ブックオフだったり、家電量販店のワゴン、ドン・キホーテといったところではないでしょうか?
確かに遭遇率が高いような気もしますね?
私も先に挙げた店舗で、他のせどらーさんに遭遇することはありますしね。
仕入れに行って「うわっ!ライバルせどらーさんばっかりじゃん!!」なんて経験ももちろんありますよ。
でも、いざ仕入れを済ませて、自宅に帰ってから、仕入れた商品を出品してみると、それほど出品者数が多いわけでもないし、見込み通り売れたりすることも多いわけです。
仕入れ場所で10人くらいライバルせどらーさんと遭遇しているのに、みんな見ているものが違ったり、仕入れ基準も人それぞれなんですよね。
・・・と言っても、
まぁ、全国展開していて全店舗で同時にワゴンセールを開催している家電量販店の特価品は、もちろん注意したほうが良いですよ。
自分の足を運んだ店舗以外でも、同じ商品が投げ売りされている可能性も高いですからね。
これもある程度、経験を積めば想像できることだったりします。
ただ、仕入先で遭遇するライバルせどらーさんが増えたとしても、最終的にライバル認定となるのは、仕入れた商品を出品した時に競合するかどうかによります。
仕入れの時点ではまだ競合するかどうかは、わからないというわけです。
同じ商品を同じ価格で仕入れて、同価格帯で出品している場合は、ライバル認定ということになりますね。
時間差で利益の取れる商品をライバルせどらーさんに先に仕入れられてしまうというのは、仕方ないことなんですけどね。
まぁ、そこはタイミングだったり運にもよるので、あまり神経質にならないほうが精神衛生的にも良いと思います。
ここで変に「ライバルに出し抜かれた!(怒)」みたいになるとネガティヴな感情に支配されてしまう可能性もあるので気にしないで、淡々と仕入れをこなしていきましょう(笑)
出品者数=ライバル数なのか?
アマゾンの在庫が切れていてプレミア価格になっている商品で、尚且つアマゾンランキングが良いものは、出品者さんが増えやすい傾向が強いですよね?
例えば出品者数が3桁といった商品も普通にあります。
↑は、新品ですが、中古商品でも出品者数がこれぐらいだったら多いと感じる方も結構いらっしゃるかと思います。↓↓
確かに数字は、それなりに大きいですよね?
この時点でライバルが多いと判断するせどらーさんも結構いたりするんじゃないかな?
でも、これっていうのは、あくまでも出品者数の総数であって、確かに出品する商品は競合するんですけど、ここだけで判断してしまって思考停止状態に陥ったり、戦意喪失するのは、まだ早いというわけです。
(戦意喪失と言っても、別に意識的に争ったり、戦っているわけじゃないんですけどね笑)
ここで、最初のほうで書いたとおり、「何を基準にライバルを定義するのか?」を明確にできれば、対処法も考えやすくなるというわけですよ。
「何を基準にライバルを定義するのか?」を明確に
ライバルを定義するということなんですけど、あまり難しく考えずに、画像を見ながらイメージして頂ければと思います。
ここで言うライバルの定義については、固定された概念ではなく、人それぞれの定義という認識でお願いします。
定義という言葉が適切かどうか正確にはわかりませんが、簡単に言えば、自分と競合するライバル出品者さんは、どのような人たちなのかを明確にするという解釈です。
事例を挙げて説明していきますね。
例えば、出品者数が多い商品があったとして、実際に出品者一覧のページをチェックしていくと、当然ですが、出品者ごとに価格設定もコメントも違いますよね?
まず、ここでチェックするのは、自分と競合する範囲の出品価格やコメントです。
例え出品者数が何十人いたとしても、そのすべてが競合するとは限らないんですね。
自己発送での出品、FBA在庫、最安値、カート獲得価格などなど、同じ商品でも色んな出品者さんがいますよね?
例えばこんな感じでグループ分けすることもできます↓↓
価格帯とコメント、自己発送かFBAで色分けしましたが、自分がどこのグループで戦うかというのを決めることで、ライバルの数も決まると考えることができますよね?
- FBAなのか自己発送なのか?
- 出品価格はいくらなのか?
- 商品コメントはどうなっているのか?
他にもチェックするところはありますが、例えばFBA最安値で戦うのであれば、同価格帯の出品者さんのコメントだったり、評価だったり、抱えている在庫数だったりを考慮して、自分はどのように売っていくのかを考えます。
まぁ、ザックリですが、こんな感じで、ライバルというのを明確にすることで、どの商品を仕入れるかどうか?また、どのように売り退けるか?というのも明確になるんですね。
出品者数の数字だけで判断するのではなく、しっかりと目で確認して、ライバルとして競合する出品者さんは何人いるのかを把握することが重要だということです。
また、中古商品の場合も、同様です。
ただし、中古商品は、新品と違ってコンディションだったり、商品画像の有無など、チェックする部分も新品商品よりも多いので注意が必要です。
落ち着いてひとつひとつ価格だけでなく、コンディションやコメントも確認して、ご自分が出品する商品の状態を考慮して、戦略を立てるようにしましょう。
そして・・・
明らかにライバル過多でこれは厳しいといったケースなんですが・・・
こういった場合は、仕入れをちょっと考えたほうが良いかも知れません。
↑は、出品者一覧ページの1ページ目すべてが同じ価格でFBAです。
2ページ目もこんな感じで、下まで同じ価格帯でFBAでした(笑)
↓↓↓
ちなみに10個以上の在庫数を抱えている出品者さんも沢山いました。
こういった商品は、確実にライバルが多いと言えますね?
価格競争もすでに加熱していますしね。
確かにせどりはライバルが少ないとは言い切れない状況だと思います。
でも、重要なのは、ライバルの多い少ないではなく、どのようなライバルと自分は戦うのか?
そして、どのように戦えば良いのかを思考することだと思うんです。
そのためには、出品者の数だけで判断するのではなく、ライバルの存在を明確にする必要があるんじゃないかなと。
コメントを残す