「せどり引退」とヤフオクで検索してみると、大量の在庫をまとめて出品している人がいらっしゃるようで・・・
ひと通り出品商品を見てみると、本やらDVDやらCDやら、様々な商品が大量にありました。
一応、落札はされているようですが、どれも5000円以下というのが、現在の相場だったりするのかなって感じですね・・・。
まぁ、これらの出品商品は、出品者さんが本当にせどりを引退するにあたって、出品しているものだったら、不良在庫なので、そのほとんどは、アマゾンで販売しても利益の見込めるものは少ない可能性が高いんじゃないかなと。
こういった感じで「せどり引退」をキーワードに在庫処分するなら、大量の不良在庫の中に、何個かレアモノのお宝商品を忍ばせておくのが効果的だと思うんですけどね。
・・・ということで、
今回のテーマは、「せどり引退!?」なんですけど、ヤフオクの話はもういいかなと(笑)
せどりを引退する人
私もそれなりに長くせどりを継続させて頂いているということで、仲良くして頂いたせどらーさんとの出会いもあれば、当然、別れもあります。
音信不通になって消えていったせどらーさんだったり、事情があってせどりを引退せざるを得なかったせどらーさんだったり、結構な売上をあげていて順調かのように見えたせどらーさんが突如、消えていったりと・・・その経緯は人それぞれです。
まぁ、人それぞれ事情があると思いますので、そこには深くは触れませんが・・・
私のブログやメルマガの読者さんでもたまに
「ワケあってせどりを辞めます。今までお世話になりました。」
といった感じの内容で、中には律儀にメールを下さる方もいらっしゃいます。
個人的には、そういう方は応援したくなりますね。
このようにせどりを引退する理由というのは人それぞれなんですが、いくつかパターンのようなものがあるように思えるんですよね~
私の知っている人の中には、せどりを引退して他の事業で活躍している方もいたりするのですが、そういった方々については、そのままがんばって頂きたいなと思います。
で・・・
「せどり引退」という言葉を聞くと、どうしても別事業で成功というよりも、挫折という2文字を連想してしまう人のほうが多いと思うんですよ(笑)
なので、
私の知っている範囲で、挫折によってせどりを引退する人について書きますね。
パターンを知っていれば、挫折に向かう前に回避する策を練ることにもつながりますので、参考にして頂けたら嬉しいです。
せどり引退のネガティブな3つの要因
本当は、ポジティブにいきたいところなんですけどね(苦笑)、
人間なんで当然、いつも完全ポジティブというのはありえないわけですよ。
人生って光と影があるものなんです。
ということで、せどり引退のネガティブな要因についてなんですが・・・
主に次のパターンでせどりを引退する人が多いと考えられます。
- 本業との両立が困難
- リサーチ、仕入れがうまくできず撃沈
- 資金ショート
では、ひとつずつ考えていきましょうか?
本業との両立が困難
まず、一つ目「本業との両立」について。
副業でせどりに取り組んでいるという人が、せどらーさんでも過半数だと思います。
本業の収入だけでは経済的に厳しいという方だったり、独立を視野に入れているという方だったり、副収入があと数万円ほしいという方だったりと、様々なタイプのせどらーさんがいますよね?
もちろん、人それぞれ置かれている立場や状況によって取り組み方は十人十色なんですが、ここでうまくいかない原因は、ほとんどの場合、せどりに集中できる十分な時間が取れないことと、モチベーションが維持できないといった感じだと思います。
十分な時間が取れないというのは、一言で簡単に言い表わすと、「本業が忙しい」ということになりますよね?
私も交流のある読者さんに、たまにこちらから「最近はどうですか?」と質問させて頂いたりするのですが、この言葉が返ってきたりすることもわりと少なくなかったりします(笑)
このような状況にある時は、無理にせどりに取り組まずに、本業に集中したほうが良いのかなぁ・・・?
なんて最近は、思うようになりました。
無理に取り組んだところで楽しくなんかないし、嫌々やってると余計にモチベーションが下がったりするものなんですよね。(もちろんこれも人によりますが・・・)
お仕事がお休みの日にまとめてせどりに丸1日を費やして「平日は本業、休日はせどり」というスタイルで継続している方もいらっしゃいますからね。
せどりに集中できるまとまった時間をうまく捻出するということがポイントになります。
で・・・
次のモチベーションが維持できないという問題についてなんですけど、これは本業が忙し過ぎて睡眠時間を確保することさえままならない状態となると、とくに初心者さんはモチベーションを維持するのが困難になりがちなんですよね。
精神的に余裕がない状態なので、無理にやってもうまくいかない場合が多いです。
物理的にせどりに集中できる時間を捻出できない状態で、無理矢理モチベーションを上げようとしても、なかなか難しいといった感じですね。
とりあえず情報収集だけでもしているという方の相談を受けたことが過去にありましたが、この場合は、触れている情報が本質を突いているような内容だったり、具体的なノウハウだったらOKです。
しかし、いわゆる「今日は100万円分しいれちゃいました!!」とか「月商◯◯◯円達成!!」だとか、「お宝GET!!見込み利益◯万円!!」だとか・・・
単なる自慢話みたいな情報に、この状態のまま下手に触れてしまうと、変に焦ってしまったり、現在のうまくいっていない自分と比較してしまって自己嫌悪に陥ったりしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
もちろん、「お宝GET!系」でも「月商◯◯◯円達成系」でも、そこに至る思考やノウハウ的な内容がきちんと含まれていて、読んでいて勉強になるような情報はOKですよ。
でも、単なる自慢話に翻弄されてセルフイメージが低下してしまってモチベーションが下がり続けるというリスクもあるというのは覚えておいたほうが良いでしょう。
とくに本業が多忙で脳が疲れていると、人間は思考がストップしやすいので注意して下さいね。
そして・・・
こんな状態で日常に忙殺されていると、いつの間にかせどりを放置するようになって、そのまま時間が経過すると、そのうちどうでも良くなって結果的にせどり引退という流れになるパターンが考えられます。
リサーチ、仕入れがうまくできず撃沈
2つ目としては、「リサーチや仕入れがうまくいかなくて行き詰まる」ということについて。
これは、初心者さんが陥ってしまう王道パターンと言っても良いでしょう。
とくに雑誌やテレビなどでせどりを知って、ネットでちょっと検索して興味が湧いたからせどりを始めたという方に多いパターンかな?
こちらを参考にして頂けたらと思います。
正しい知識と手順に従って、せどりを実践していないと挫折しやすくなるので注意が必要です。
こういった傾向が強い人の特徴として、目先の利益や、即効性の高いノウハウばかりを追い求めてしまうというのが考えられます。
もっと中長期的な視野で、プランを立てて取り組むと良いんじゃないかなと・・・。
資金ショート
3つ目は以前にも記事で触れましたが、「資金ショート」について。
こちらも比較的、初心者せどらーさんに多いと思います。
ちょうど、せどりを開始して2ヶ月後とか3ヶ月後くらいにクレジットカードの支払いが苦しくなるというパターンですね。
クレジットカードの支払い期日が迫ってくると現金を用意しないといけないので、手元にキャッシュがない状態だと、無駄に出品商品の価格を最安値に設定したりして相場を崩壊させてしまう危険性があります。
・・・と言っても、
本人にとっては、在庫を早く現金化できないとクレジットカードの支払いができないので辛いところだと思います。
ちょっと前に書いたこちらの記事を参考にしてみて下さい。
いくら稼ぐためにとは言っても、クレジットカードのご利用は計画的に!ってことですよね?
最後に売上の大きい人も注意!
せどり引退をテーマにお届けして参りましたが、最後に、月商が数百万円単位のせどらーさんが引退に追い込まれるケースについて書いておきますね。
これは、あまり語られないことだったりします。
実は、大きな売上を上げている人でもちょっとした突発的なアクシデントで、せどり引退に追い込まれる危険があるんですよ。
・・・といったお話を最後にさせて頂きます。
売上が数百万円以上もしくは数千万円という規模になると、それに比例するかのように、当然出て行くお金も増えますよね?
それだけの売上を作るには、仕入れに注ぎ込む資金も毎月、それなりに大きな金額になりますしね。
資金が雪だるま式に増えて、キャッシュフローが健全に回っている状態ならば、それは順調と言えるのですが・・・
予期せぬところで、資金がショートしてしまうといった事態がアマゾンの場合、起こり得るんです。
この話を、以前ある人から聞いた時は、素直に「怖いなぁ~」って思いました。
先ほども書きましたが、月商が数千万円という規模のせどらーさんは、毎月の支払いも大きいというのは容易に想像できますよね?
こういったタイプのせどらーさんは、中には日本政策金融公庫(国金)などから資金を引っ張っている人もいますが、それだけでなく、アマゾンから入金される売上金を頼りにビジネスを維持しています。
では、ここで突然、アテにしていたアマゾンからの売上金の入金がストップしてしまったら?
・・・という話です。
この場合、一番最悪なのがアマゾンのアカウント停止ですね?
あとは、アカウント審査による入金の遅れというのがあります。
大きな金額が動く場合は、せどりとはいえども突然のアクシデントによって資金がショートしてしまうといったリスクも可能性としては考えられるというわけです。
まぁ、ここまで大きくせどりを事業展開できる人でしたら、こういったアクシデントが発生しても、うまく乗り越えるセンスはあると思いますが・・・
大きく売上をあげていても、せどり引退に追い込まれる可能性はゼロではないということです。
コメントを残す