新年度の始まりということで、何か新しいことにチャレンジする時期(?)だったりもするので、久しぶりにモチベーションについて書きます。
せどりに限らず、何かに挑戦する時って誰でもそうだと思うんですけど、とりあえず最初は「がんばるぞー!」っと意気込んではいるものですが・・・
1週間、半月、1ヶ月と時間が経過するに従って、徐々に勢いも落ちていって、あの最初の意気込みがまるで嘘だったかのように消えてしまう人も少なくなかったりするのも事実です。
これは、何も意識していないと自然とそういう流れに引きずられていってしまうある意味自然現象みたいなものかも知れません。
今の時期は、冒頭で書いたように意気込んでいる人も多いのですが、これからゴールデンウィークにかけて徐々にモチベーションが低下していくという残念なパターンは、いつの時代も健在だったりします。
・・・ということで、
先のような残念なパターンを予め認識しておくことで、これからモチベーションが低下しつつある時に、抜け出すヒントとして参考にして頂ければと思います。
やらない理由を探すのはなぜか?
「稼がなくちゃいけないのはわかってるんだけど・・・」
に続く言葉として、最も代表的なものといえば以下の3つですよね?
- 時間がない=忙しい
- お金がない
- やる気が起きない
私も「リサーチにあてる十分な時間がありません」だったり、「資金がないので仕入れができません」だったり、「本業で嫌なことがあってモチベーションが上がりません」みたいな相談メールを頂くことがあります。
ちょっと考えてみれば、時間がないなりに工夫することも可能ですし、お金(資金)がないといってもまったくゼロだったり、生涯資金ゼロというわけではないと思うんですよね。
また、単にやる気がなかったり、怠け癖みたいなものが身に付いてしまっている場合に、"モチベーションが上がらない"という言葉は都合が良かったりするのかなと・・・。
モチベーションって言葉の響きも何だか意識高い系と言いますか・・・
「やる気がないです!」というよりは、言葉にするのに抵抗感がないようにも思えますしね。
でも、これって誰でもそうなんですよね~
いくら意気込んでいても、ずっとそのテンションを継続させるのは難しいし、放っておくと熱って冷めていくものなんですね。
だって、人間の脳はもともと怠け癖があるものだし、「稼がなきゃ!」とか「やらないとヤバイ!」という状況を突き付けられると、本能的に危機回避しようとするんですから、困ったものです。
そういうふうにプログラミングされているわけですよ。
・・・と、開き直っても良い結果にはつながらないので、そもそもモチベーションは右肩上がりではないということと、状況によって人間の危機回避能力が邪魔をする場合があるというのは理解した上で、取り組むようにすると少し楽になると思っておくと良いでしょう。
心折れる人の特徴?
せどりに限らずビジネスに取り組んでいると、必ずと言っていいほど、うまくいかなくて心が折れそうだという人や、何ヶ月もやってるけど全然、稼げなくて挫折しようという人に出会います。
今までそういった人たちと向き合ってきて思ったことなんですけどね。
即金性を強く求める人ほど、お金のために仕方なくビジネスをやらされてる感も強いように感じます。
なので、やってて楽しくないんですよね?きっと。
人それぞれ事情を抱えているのはわかりますが、このやらされてる感(Have to)と「稼がなきゃ!」といった焦りが、人間の危機回避能力を引き出しているんじゃないかな?という仮説に行き着きました。
危機回避を引き寄せるということは、稼ぐということを危機として認識しているわけですから、当然、やらない理由を探すのは自然な流れだったりしますよね?
この流れを理解した上でどうしたいのか?を考えることがモチベーションのカギになってきます。
"Have to"から"Want to"へ意識を変えるには?
やらされてる感(Have to)について書きましたが、コーチングなどで一般的に語られているフレーズで「Have to から Want toへ」というのがあります。
「~しなければならない」から「~したい」へ意識を変えるという意味なんですけどね。
「~したい」を徐々に増やしていくことで、仕方なくやらされているのではなく、自然と自発的に行動するように仕向けていくというか・・・。
目標を立てる段階でもただ単に「1000万円稼ぐぞ!」といった金額的な目標よりも稼いだお金で具体的にどのようなことをしたいのかを書き出したほうが楽しいイメージが広がりますよね?
ちなみにどんなに小さなことでも構わないので、自分の中のWant toをできる限り書き出して、可視化するというセッションもあったりします。
「~したい」(Want to)という人間の欲求には、原始的なパワーがありそうですね?
せどりが苦しいと感じたら?
せどりをやっていて、苦しいと感じる時期って実は私も過去にありました。
おそらく誰でもそう思う時期というのは通るものだと思うんですよね。
そんな時に、「苦しいけどお金稼がなきゃ生活できないから仕方ない」と考えることしかできなかったら、私は多分、今頃せどりを辞めていたんじゃないかな?
とくに事業に失敗して負債を抱えていた頃なんかは、毎晩、支払いのことばかり考えて眠れない日もあったので、とにかく余裕がなくて、「返済のために稼がなきゃ!」という思考になっていた時期もぶっちゃけありました。
でも、今、あらためて振り返ってみると、その先に思い描いていた新しい暮らしというのがあったからこそ、今も続けられているんだと思います。
せどりが苦しいと感じたら、「Have toからWant toへ」というのを意識してみてください。