私がせどりを始めた2010年は、せどりといえば古本転売みたいな風潮がまだありました。
当時、仲良くさせて頂いていたせどらーさんの中にもブックオフの単C(108円本)のみの転売で大きく稼いでいる方もいました。
私は、普段あまり読書はしないですし、本についてさほど詳しいわけでもなく、最初から古本せどりはスルーしてきたんですけどね。
傍から見ていても当時の古本せどりは、確かに仕入れ単価も安く、資金が少なくても比較的簡単に取り組むことができたし、利益率も高く、再現性もバッチリといった感じでしたが・・・
私的にはあまり興味がなかったというか、いくら稼ぎやすいと言われても、一度の大量に仕入れをすると荷物が重いし、出品作業も書き込みチェックとか、ジッポーライターのオイルで値札を剥がしたり、クリーニングも大変そうで、イマイチ自分では実践しようとは思えなかったんですよね~。
別に古本せどりを否定するわけではありませんよ。
現に、当時は古本せどりでガンガン稼いでいる人も結構いましたしね。
実は、何度か古本せどりが得意な方と仕入れに行ったこともあったりします。
まだiPhoneアプリとかもアマゾン公式のやつくらいしかない頃の話で、せどりすとなんて便利なツールもありませんでした。
ガラケーで検索するのが主流の時代でしたからね(笑)
私の当時のせどり仲間の方もガラケーでISBNを手動入力していました。
ケータイでブラインドタッチができると言ってましたね~
ケータイをポケットに入れたまま、画面を見ることなく手動でISBNを入力できる技を
一度、間近で見せてもらったこともあります。
入力するのもかなり高速だったと記憶しています。
何だか記事を書いていて懐かしくなってきましたが・・・
当時、稼いでいた古本せどらーさんって、昔はアメブロをやっていたりしてその活躍ぶりがネット上でも確認できたんですけど、寂しいことに現在では確認できません。
きっとどこかで今も稼いでいることを切に願いたいですね。
せどりにおける在庫至上主義
私がせどりを始めたばかりの頃、参加したことがあるセミナーでは、単Cのブックオフせどりのノウハウが語られていて、あの当時よく言われてたノウハウのひとつとして、とりあえず最初の目標は、在庫1000冊というのがありました。
これは、当時の古本せどりでは、1日に総在庫の1%が売れるという定説があって、在庫が1000冊あれば、1日に10冊前後の商品が売れるというノウハウだったと思います。
あの当時、こんな話を聞いていて、何だか大変そうだな~
なんて正直思っていました。
実は、私、当時はCDせどりを開始していて1日に多い日は30個ほど商品が売れていてあの頃の総在庫数も100個くらいだったかな・・・?
FBAを使っていなかったので梱包・発送が大変だった記憶があります。
現在では、FBAも当時より厳しい条件になっていますが、在庫1000冊目指すみたいなノウハウって今ではどこまで有効なんですかね・・・?
薄利多売の人ほど犠牲が出やすい?
これは古本せどりに限った話ではないのですが・・・
FBAの保管料や手数料が改定された時、メール便のB5サイズの廃止、FBA在庫保管制限などちょっとした変化が起きた時、利益にダメージを負いやすいのはいつの時代も、薄利多売スタイルのせどらーさんでした。
確かに単C仕入れとかって、利益率が高いのでたくさん仕入れてたくさん売れば、ほぼ確実に稼げたんですけど、1個あたりの利益額が数百円だったりするのでコストがちょっと上がるとさらに多売しなければいけなくなるので大変なんですよね。
そして、最近のブックオフでのせどり禁止の影響も古本せどらーさんが比較的大きいように思えます。
このような時代の流れもあって、ここ2年くらいの間で、私のところにも古本せどりに限界を感じているといった内容や、他ジャンルを開拓して活路を見出したいといったメールを頂くことが増えました。
現に、せどり禁止が話題になる前に、古本せどりからDVDせどりにタイミング良く移行して、なおかつ、そこからCDせどり、ゲームせどりにも幅を広げて生き残っている方もいます。
せどりで特殊なジャンルに見えるのが古本せどり
そんなわけで、現在の多様化するせどりの中で、私個人の感想なんですが、他のメディア系(CD・DVD・ゲームなど)のせどりと比較すると、リサーチの仕方だったり、話題性だったり、仕入れ基準、ランキングなどにおいてちょっと特殊だと感じるのが古本せどりだったりします。
実は、昔、私がまだせどり初心者だった頃、↑のような発言したら古本せどらーさんからCDせどりの方が特殊だよと言われたことがあったのですが・・・
現在では古本せどりをまったくやったことがないせどらーさんも沢山いるので、この感覚、当時よりは伝わるのかなぁ。。。?