よくせどりのノウハウなんかでも「商品知識は大事です」と言われることが多々あるわけなんですけど・・・
ただ漠然と商品知識と言われても、なぜそれが「安く仕入れて高く売る」だけのせどりに必要なのか理解できないといった人もいるんじゃないかなと・・・。
現にビームせどりなんかは、事前のリサーチさえ必要とせず、仕入れに行った店舗の在庫商品をひたすらスキャンし続けて、アマゾンとの価格差を比較するだけの単純作業ですからね。
それは、ワゴンセールの特価品だけを狙って仕入れをしているというせどらーさんにとっても、商品の需要よりも安さにフォーカスして「セールの格安商品をアマゾン価格以下で売る」だけの単純作業だったり場合が多いので同様だったりしますよね?
もちろん、私はせどりで稼ぐのに商品知識は重要だと考えていますよ。
でも・・・
その前に、まずはなぜ商品知識が重要なのかを理解する必要があると思うわけです。
・・・ということで、
今回は、せどりで稼ぐのに商品知識はどこまで必要なのかについて語ります。
何のための商品知識?
商品知識という言葉だけを聞くと、商品の詳細なスペックだったり専門的な知識が必要なのかと思ってしまいがちですが・・・
せどりで必要な商品知識というのは、そういったものとは違います。
あくまでも稼ぐために必要な商品知識が必要というだけなので、何も難しく考える必要もなければ、ひとつの商品を細かく研究する必要もありません。
せどりで稼ぐために必要な商品知識とは?
では、実際にせどりで稼ぐために必要な商品知識ということについて詳しく触れていきましょう。
これは決して自分がライバルを蹴落としてお金を儲けるための知識というわけではなくて、商品を購入する人たちが求めている価値を察知するために必要な商品知識として理解してください。
自分本位ではなく購入者さんの存在があってこそ稼げるというのが基本です。
簡単に言ってしまえば、
「なぜ高値を支払ってまでその商品は売れるのか?」
という問いにその答えが隠れています。
つまりは、物が売れるには理由があるということです。
当然、アマゾンで定価以上のプレミアム価格で販売されている商品が売れるのにも、理由があると考えられますよね?
そして、物を買うという行動の前提には「ほしい」という感情があることは無視できません。
では、なぜ「ほしい」のか?
この「ほしい」という感情の中にニーズがあるというわけです。
需要=ニーズを読むということは、売れる商品のリサーチにも繋がります。
需要=ニーズを読むための商品知識?
相場は、需要と供給のバランスで決まると言われますよね?
ここまでお読み頂いているならば、せどりで稼ぐための商品知識は、需要=ニーズを読むのに必要なものだというのは理解できたと思います。
で・・・
先ほどの言葉のとおり、相場は需要と供給のバランスで決まるのだから、商品知識は相場に関わってくると考えることができますよね?
これで、せどりで稼ぐために商品知識が大切だということはご理解頂けたのではないでしょうか・・・?
せどりにおいて具体的でわかりやすい商品知識とは?
せどりで稼ぐために必要な商品知識というのは、商品の詳細やスペック等の知識ではなくて、その商品がなぜ高値でも売れるのか?その背景にある理由につながる知識だというのは、すでにわかったとは思いますが・・・
これだとまだどこか漠然としていますよね?
なので、
ちょっと具体的にお話しましょう。
一番わかりやすい事例で言うと・・・
某アイドルグループの握手券付きCDが、アマゾンで高値になっていることがあります。
しかし、この場合は、握手券に有効期限があったりするので、期日を過ぎたら一時的に高騰していた相場は下がる傾向が非常に強いです。
・・・と言った知識がある人は、この商品はCDそのものに価値があるわけではないのを知っているので、当然ですが期日までにできるだけ早く売り抜けるという思考が働きます。
その反面、握手券に価値があるなんて全く知らないただ単にアマゾンの相場が上がっていて、仕入れれば利益が取れるという理由だけでこの商品を出品した人は、握手券の有効期限についても知らないので期日が過ぎたら相場が下落して損切りせざるを得ない状況になってしまったりするわけです。
ここではわかりやすいように極端な例を挙げていますが、CD自体ではなくて握手券に価値があるというのと、握手券には有効期限があるというのが、せどりで稼ぐのに必要な商品知識になります。
ちなみに握手券は、こんなふうにヤフオクにも出品されています↓↓
まぁ、↑こういうのはネット上では転売屋として非難されるケースも多いですけどね。
私はさすがにここまで労力かけてやりませんよ(笑)
ここまでしなくても普通にせどりで稼げますからね。
でも、落札されているということは需要があるということですね。
データとしてひとつの参考資料にはなるんじゃないかなと。
他にも、初回限定盤の収録されている特典映像の内容がレアなライブ映像だったり、メイキング映像だったりと需要=ニーズが高まる要素が盛り込まれている商品というのは沢山あります。
商品知識があると何の役に立つ?
せどりにおいて重要とされている商品知識というのが、需要=ニーズを読み、相場の動きと関係する知識だというのは、ご理解頂けたと思いますが・・・
商品知識が重要だと言われる理由はそれだけではないんですよね。
まぁ、前提条件として需要を読んで相場感を身につけるというのは必須ですよ。
ここからは、それを十分に踏まえた上での話です。
商品知識を蓄積することによって、せどりの可能性が広がります。
思いつくところではこんな感じですね。
↓↓
- 需要を読むことで関連商品のリサーチにつながる
- ツールでは拾えないデータが手に入る → ツールで拾えるのは数字だけ
- 目利き力が鍛えられる
- これから需要が高まりそうな商品を先読みして仕掛けられる
- 人がほしいものを先読みできれば、せどり以外の別事業にも発展させることが可能
ここでもわかりやすい例をひとつ。
たとえば、扇風機などの季節ものの家電なんかは、売れる時期が決まっていますよね?
売れる時期というのは需要が最も高まる時期なわけです。
では、売れない時期(=需要の少ない時期)にこの扇風機を安く仕入れることができれば、もしかしたら次の年の夏には高く売れる可能性もありますよね?
まぁ、ここでは話をわかりやすく極端に書いていますけどね(笑)
映画の新作が公開される時に、シリーズものだと以前の作品のDVDが売れ出したり、マンガのアニメ化によって原作の需要が高まるというのも、商品知識があれば先読みが可能です。
せどりにおける商品知識について語ってきましたが・・・
単純作業の繰り返しではなく、マーケットを意識して将来的にせどりの可能性を広げていくには、商品知識というのは未来へ繋がる重要な要素だと私は考えています。