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アマゾンの価格改定

「仕入れた商品を出品したら、後は黙って売れるのを待つだけ」といきたい気持ちは山々なんですが・・・

相場は生き物なんて言葉もあるようにリサーチしている間にも、仕入れに出ている間にも、副業でせどりに取り組んでいるという方でしたら、通勤中や勤務中にも、そして寝ている間にも、あなたが出品している商品の価格相場は常に動いているものです。

動いているというか、蠢いているって感じの商品も中にはあったり・・・?

そんな生き物とも言われている相場の動きにいかに対応して、出品した商品をできる限り利益を最大化して販売するために必要な作業が価格改定というわけです。

もちろん中には、ほとんど価格改定をしなくても、値が崩れ難い商品もありますよ。

だからと言って、全体的な価格改定を疎かにして商機を逃すのは非常に勿体無いですし、事業(とくに物販)を営む上で、値付けというのはかなり重要な要素でもありますので、しっかりと押さえておいて下さいね。

価格と売上は密接ですし、相場が常に変動しているということは、適正価格も微妙に変動していると考えることもできます。

※適正価格というのは最安値という意味ではありません。

そして、価格と売上が密接だということは、価格改定が売上に影響を与えるということです。

つまり、価格改定というのは、売上に影響を与える販売価格を相場の動きを読みながら適切にコントロールすることなんですね。

最安値

価格改定と言えば、まずは、出品ページの最安値に目が行くかと思いますが、この最安値、自己発送出品者とFBA出品者の両者間で随分価格に開きのある商品なんかもあったりします。

せどりの価格改定

せどりの価格改定 ※クリックすると拡大表示します

FBAは購入者さんにとっても送料無料だったり、プライム対象だったりとメリットがあるので、自己発送出品よりも売れやすいと言われていますが・・・

何でもFBAに納品すればそれで良いというわけではなく、やっぱり商品の売れ行きというのも生き物のようなもので、その時期によって売れやすさや回転速度も変動するんですよね。

旬な商品という言葉にはそういう意味が込められていると思うんですよ。

売れ行きも生き物というのは、あまり語られていませんが、アマゾンランキングが変動するということは、価格と同様なわけで、相場は生き物という言葉は、価格だけではなく、市場の中で変動するすべての事象を含めて「相場は生き物」と理解すると良いでしょう。

少し話が逸れましたが、最安値の見方としては、自己発送出品での最安値と、FBA出品の最安値の2つをそれぞれ分けて考えます。

自己発送での出品だったら、自己発送の最安値を、FBA出品でしたらFBAの最安値を、状況に応じて参考にします。

コンディションや説明文、出品者の評価なども加味して価格改定していきます。

中古商品の価格改定

中古商品の場合は、他の出品者さんの出品している商品の状態(キズなど)、付属品の有無、発送方法、支払い方法、発送元の地域、梱包方法などをチェックして適正価格を判断します。

ライバル出品者の出品商品のコンディション

ライバル出品者の出品商品のコンディション ※クリックすると拡大表示します

自分よりもコンディションが良くない出品者よりも安く価格を設定すれば、もちろん購入者さんにとっては魅力度は増すので売れる確率は上がるかもしれませんが、それでは利益の最大化はできません。

状態の良い商品でしたら、状態の悪い商品よりも価値が高いのは当然だし、価値を下げてまで販売するのは、商売人としてはナンセンスということになります。

価格改定というと、どうしても価格そのものに気を取られてしまいがちですが、ただ安くすれば良いというものではありません。
価値を基準に考えるようにしましょう。

価格で勝負するのは、最終手段だと考えるようにすると、「価格を下げないでいかに利益を最大化するか?」という思考ができるようになるのでここは意識しておくと後々の事業展開に役立ちます。

カートボックス獲得

とくに新品せどりで同じ商品を大量に販売する手法取っているせどらーさんには、FBAのメリットとしてポイントが高いのがカートボックス獲得だったりしますよね?

このカートボックスは在庫数や販売価格だけでなく、様々な要素を加味して獲得できるので、明確に獲得方法があるわけではありません。

詳しくはアマゾン公式のヘルプをご覧下さい。

→ ショッピングカートボックス獲得資格

新品商品の価格改定の基準のひとつとして、現在カートボックスを獲得している価格を参考にしてみるのも有効です。

アマゾンカートボックス獲得

アマゾンカートボックス獲得 ※クリックすると拡大表示します

価格改定の頻度

価格改定について書いてきましたが、この作業、出品数が増えれば増えるほど面倒臭いんですよね~

人によっては、ほとんどしないという人もいますし、毎日する人もいて、扱っている商品や、アカウントの規模によっても異なるので、どれくらいの頻度で価格改定をすれば良いかという問題に正解はありません。

ただ初心者のうちは、「売るために!!」というよりも、相場が生き物であることを体感することで、そこにどのように対応していくかを身体で覚える訓練だと思って、できるだけ多くやってみるのがコツかなと。

だからと言って常にアマゾンの管理画面に張り付く必要はありませんけどね(笑)

ただ慣れてくると、リサーチや仕入れの段階で「このジャンルは動きが早いからなぁ~」とか「こっち系は、あの辺のアカウントの人たちが出品してくるだろうなぁ」とか・・・

経験則でいろんなことがわかってきますし、この感覚って自分だけのもので独自の仕入れ基準を養うことにも繋がるので鍛えておくべきだと思うんですよね。

あと、価格改定に十分な時間が取れない場合は、回転の早い商品だけでも、頻度を上げてやってみると良いと思いますよ。

とくに相場が崩れやすい商品というのは、回転速度にうまく乗らないと、利益がどんどん目減りしていってしまいますからね。

このスピード感が体感できると、相場の波に乗ったような感覚というのがわかるようになります。

・・・といっても、これって感覚的なことなので、言葉だけで説明するのは難しいんですけどね(笑)

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