リサーチをテーマにした内容の記事が続いていますが、今回も引き続きリサーチにスポットを当てて、タイムリーな話題を事例にお届けしますね。
せどりに限らずですが、何事も事前のリサーチって大切ですからね。
稼げないと言っている方のほとんどがリサーチがうまくできていないという問題を抱えているのが現状なので、しっかりと押さえておいて頂けたらと強く思います。
では、早速本題に入って行きましょう!
・・・っと、その前に
今回のリサーチは先読みせどり的な内容になっていますが、ここ最近のリサーチについて解説した記事の内容をご理解頂けていることを前提に、これから話を進めていきますので、この前をお読みになる前に、以下の記事を読んで理解しておいて下さいね。
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先読みせどりとは?
リサーチの前に、先読みせどりについてなんですが、読んで字のごとく、この先、需要が高まってアマゾンやヤフオクなどの相場が上がるであろう商品を予測して、商品を予め仕込むといったせどりの手法を言います。
せどらーさんの間で知られている先読みせどりは、主にエンタメ系の情報から未来を予測するといったメディア系先読みせどりなんですけどね。
今回は、それとはちょっと違った分野での先読みリサーチでお届けします。
まぁ、未来予測的な要素が強い手法なので、相場が上がっている商品を把握した上で仕入れるといった後出しジャンケン的な通常のせどりよりも多少難易度が高いです。
また、予測はあくまでも予測なので、その通りに未来が動くとは限りません。
不確定な要素が多いというのを前提に取り組みます。
一見、ギャンブル的に思えるかもしれませんが、勘を頼りに未来を予測するわけではないですし、今ある情報源を元に、それが未来にどのような影響を及ぼすのか?を考察して、仮説をたてるというのが、ポイントとなってきます。
なので、予測したものが当たるか外れるかだけに重点を置くのではなく、情報の読み解き方や、仮説のたて方というのを重要視するように考えると良いでしょう。
ビジネスというのもある意味、不確実性に満ちていますからね。
絶対は無いということです。
だからこそ、仮説をたてて、検証するという作業の連続だったりするわけですよね?
情報の読み解き方とリサーチの事例
タイムリーな情報を挙げたほうがわかりやすいと思うので、最近気になったニュースを事例に説明しましょうかね~
いつものようにネットを見てたらこんな記事が目に止まりました。
なぜ目に止まったかというと、事業から撤退というキーワードです。
とくに家電せどりにおいては、撤退とか生産終了というのは重要なキーワードの場合が多かったりします。
MDとかベータのビデオとか、旧型iPodタッチとか・・・
どれも生産終了していたりしますよね?
先ほど例に挙げた太陽誘電というのは、That'sというブランドで、古くからはカセットテープ、そして最近までは、CD-RやDVD-Rなどの光記録メディアで有名なメーカーで、こういったメディアって海外製が多いんですけど、日本製のメディアということで信頼性も高かったようです。
調べてみると、意外にも日本製の光記録メディアって少なかったりするみたいですね・・・?
ニュース記事によると、2015年12月末で記録製品の調達業務を、2016年3月末で販売業務を終了する予定とのことです。
仮説を立ててみる
情報の読み解き方は、理解できたと思うので、次は、この情報から仮説を立ててみましょうか?
ちなみにトレンドせどりと違って、ニュース記事にはあがったけど、まだこちらの関連商品の相場は動いていません。
まだ撤退を発表しただけで、市場には商品も出回っていますし、急に生産終了するわけではないので当然ですよね?
販売終了するのは、2016年3月末とのことです。
ここで、予測できることといえば、2016年3月末以降、ある程度の期間は必要だと思いますが、市場にある太陽誘電の商品の在庫は、もう生産されないので減っていくことになるということです。
予測可能な範囲の未来というのは、2016年3月以降、市場にある在庫が減っていくに連れて、この商品に需要があれば、供給はストップするわけなので希少価値は上がります。
希少価値が上がれば、アマゾンやヤフオクなどに出品されている在庫の相場も上がっていくことが予測できますよね?
で・・・
実際に需要があるのかどうかなんですけど・・・
日本製のメディアとして人気が高かった背景には、太陽誘電のCD-Rは、主にレコーディングなどの業務用途で使用されることが多かったようです。
じつは私も、昔、音楽関係のお仕事に関わっている時代がありまして(笑)、当時、担当していたアーティストのレコーディング現場でよく太陽誘電のCD-Rが使われていました。
トラックダウンといって、ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどをバラバラに録音した音源を民生機で聞ける状態にミックスした音源を、マスターディスクに焼く時に使われていたと思います。
よく買いに行かされたような記憶があるんですけど、かなり昔なので曖昧ですね(^_^;)
業界からかなり離れているので、現在のレコーディング現場のことはまったくと言っていいほど、わかりませんが、当時と同じような状況でしたら、太陽誘電が事業撤退後も、需要はあると予測できます。
過去の他の事例に学ぶ
以前に家電せどりの記事でもチラッと触れましたが、ベータのビデオデッキやipod classicなども生産終了によって、供給がストップしたことによって、希少価値が高まり、その後も需要はあるので高値で販売されていたりしますよね?
ベータのビデオデッキやテープも今はどうか詳しくはわかりませんが、業務用途で使用されることがあったと思います。
ipod classicについては、コアなファンがついていますよね?
生産終了によって入手困難になったので、こちらも希少価値が高まり、一定の需要があるので高くても売れる商品となっているわけです。
太陽誘電については、今の時点では今後どうなるかはわかりませんが、今ある情報を読み解いて、過去の事例を参考に仮説を立てて考えることで、ある程度の先読みというのは、誰にでも可能なんじゃないかと思います。
まぁ、今から仕込む必要はないですけどね(笑)
2016年3月以降の動向を見守りつつ考えてみるのも面白いと思いますよ。