せどりのメリット・デメリットみたいな記事は、わりと初心者さんにはお約束的なネタなんですけど、今回は、メリットとデメリットの比較といったベタな内容ではなく、あえてせどりのデメリットだけに目を向けて考えてみました。
ちょっと思考法みたいなテイストにも感じますが、こういう考え方も面白いかなと思ったので書いてみますね。
なので、
メリットの話は出てきません。デメリット主体にお話していきます。
あえて今さら「せどりのデメリット」といった内容なんですが、本題は「せどりのデメリットを潰す4つの力」となっております。
「潰す」と「4つの力」というキーワードがポイントです。
4つの力というのは、せどりで成功する上で強い力となります。
そんなせどりで成功するために必要な4つの力を導き出すために、あえて今さら「せどりのデメリット」に目を向ける必要があったというだけの話なんですけどね(笑)
せどりのデメリットに目を向けてみると・・・
では、まずはじめにせどりの世界で一般的にデメリットと言われているものをザックリと挙げてみましょうか?
細かいデメリットを挙げたらキリがないので、ここはザックリと思いつくところを挙げてみますと・・・
[deco_bg image="postit1" width="500"]
- 労働集約型ビジネス
- 薄利多売を強いられる
- ライバルが多い
- 資金がかかる
- 在庫スペースが必要
- 仕入先や地域性に左右される
- Amazonのルールに振り回される
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だいたいせどりのデメリットとして語られることが多いのは、これらの7つだと思うんですよ。
比較的低リスクで初心者さんでも実践しやすいと言われているせどりであえも、デメリットを挙げてみるとわりとあるものなんですね?
で・・・
巷では、このように箇条書きでせどりのデメリットを挙げておいて、次に語られることが多いのが、せどりのメリットと比較みたいな流れだったりするんですけど、このままデメリットについて書いていきます(笑)
せどりのデメリットを潰す
では、次に先ほど挙げた7つのせどりのデメリットを潰していきましょうか。
ひとつずつデメリットを潰す手段というのを考えていきます。
労働集約型ビジネス
これは、ある意味割りきらないといけないと言うか・・・
仕方ない部分もあるんですけど、労働集約型というデメリットを潰すためには、外注さんや代行さん、従業員を雇用して自分以外の人に労力のかかる単純作業をやってもらうというのが考えられます。
いわゆる自動化ってやつですね?
ただし、すべての作業を自動化するのは非常に困難です。
また、リサーチ等はツールを導入することで効率化は可能です。
完全に労働集約型というデメリットを潰すことはできませんが、ある程度だったら何とかなるといった感じですね。
・・・と、考えるのが一般的だと思うんですけど、
疲れない身体を作るというのも有効な手段のひとつではないかなと(笑)
体力があるのとないのとでは、同じ作業量をこなした後の体力の消費も違いますよね?
ここで言う体力というのは、身体的なスタミナだけではなくて、企業体力的な意味合いも含みます。
体力があれば、労働集約型にも耐えることができるという話です。
薄利多売を強いられる
これは、小資金からせどりを始められた方に多いと思います。
利益が少ないから、その分、数を売ることで全体の利益を伸ばしていくと考えると、どうしても薄利多売を強いられる結果になりますからね。
でも、薄利多売って別に悪いことではないんですよ。
これも多売地獄に耐えられるだけの体力があれば、パワープレイで突き抜けることも可能ですしね。
・・・とは言っても、
ほとんどの薄利多売に陥っているせどらーさんは、「そんな体力なんてないよ!」という人が多いと思います。
まぁ、薄利多売というのは、多売する労力に利益が見合わないといった状況を言いますからね。
だったら、一番簡単に思いつく改善策といえば、販売単価を上げることですよね?
もちろん、一商品の仕入金額もそれなりに跳ね上がりますが、ここは自分の目標値をちゃんと考えていれば、ある程度はコントロールも可能なんじゃないかなと。
自分の資金状況を考慮した上で、どこまでのリスクを許容できるかを明確に今までよりも単価の高い商品を仕入れるということです。
ライバルが多い
昔から「せどりはライバルが多くて稼げない」なんて言われ続けています。
ライバル不在のブルーオーシャンを見つけるというのも確かに効果的だと思いますが、そんなに簡単にライバル不在で、しかも稼ぎやすい市場なんてものは見つかりません。
また、一時的にブルーオーシャンというのは、わりとあったりするんですが、いつまでも延々とその状態が続くわけではありません。
全くライバル不在というのも、それはそれで市場がないというのと同じ意味でもあるので、稼ぎやすい状況とは考え難いですしね。
なので、
正確には、ライバルが存在する市場の中で、比較的競争が落ち着いている場所を見つけるというのが有効な手段と言えるでしょう。
まぁ、それでも、いつ何が起こるかなんて誰にもわかりません。
ライバルを避けるという発想は捨てて、正々堂々と勝負に出たほうが潔いんじゃないかなと思うわけですよ。
勝負に出た結果、負けることもありますけど、それが次への成長に繋がりますからね。
「戦って強くなる!」という考えも必要なんじゃないかな?
資金がかかる
こればかりは、物を仕入れて販売するビジネスである以上、どうにもできません(笑)
それが資本主義のルールですからね。
でも、資金がかかるというのをデメリットとして主張する背景には、資金が減ってしまうことへの恐怖心というのがあると思うんですよ。
人間、失うことは怖いですからね~
この恐怖心が強すぎる人ほど、メンタルブロックも強いです(笑)
失うことよりも得られる未来にフォーカスして行動すると良いですよ。
・・・ということは、
資金が減ってしまうことへの恐怖心を克服できれば、メンタルブロックも壊せますし、資金が回転して雪だるま式に増えていく喜びを味わうこともできるというわけです。
なので、
まずは、メンタルブロックを壊すことを課題に取り組むと良いのでは?
在庫スペースが必要
在庫スペース問題については、FBAを利用するのが一番手っ取り早いですね。
FBAに納品するまでの期間、部屋が在庫スペースで圧迫されるという場合でしたら、レンタルルームを借りたりといった手段もありますが、当然、その分、コストもかかります。
または、単価の高い商品だけを厳選して扱うことで、ひとつ売れれば高利益の商品しか在庫にないわけだから在庫数は少なく押さえることはできますが、結構これって難しいです。
コマメにFBAに商品を入庫するというのが妥当かな。
仕入先や地域性に左右される
仕入先に左右されるというのは、ブックオフ依存という言葉がせどらーさんの間で使われたりすることがありますが、仕入先のルール次第で、たとえばバーコードリーダー禁止になったらビームせどらーさんは稼ぎ難くなったりといったことですね。
また、住んでいる地域にブックオフが一件もなければ当然ブックオフせどりは実践できないですし、商品を安く売っているような仕入先となる店舗が最寄りに存在しなければ、実店舗せどりは難しいというのが地域性に左右されるということです。
そこまで極端な状況の方は、せどりを始めようとは思わないので、おそらくせどりが仕入先や地域性に左右されているという人のほとんどは、ひとつの店舗にしがみついていて、店側の変化に稼ぎが左右される恐怖心を抱いているということだと思います。
これは、仕入先や仕入れ対象商品の幅を広げることで解消することが可能なんですけどね。
また、地域性に左右されない電脳せどりを実践するという手もあります。
まぁ、電脳せどりは、地域性の問題は超えられるけど、今度はスピード勝負になるので、また別のデメリットが出てくるかも知れませんけどね。
私の場合も、東京と実家を行ったり来たりといった生活なので、東京にいる時と実家にいる時では、環境が違うので地域性に左右されるはずなんだけど、電脳せどりだったり、仕入先も複数あるのでそれほど不自由に感じることはありません。
先日書いたイオンせどりも実家に帰った時しかできないので、地域性によって自分のせどりスタイルを変えることで対応できています。
Amazonのルールに振り回される
せどらーさんの過半数はAmazonを利用していると思うんですけど・・・
ここ最近でもアマゾンによる手数料改定だったり、FBA納品先指定手数料の課金だったりで振り回されていると感じることが多々ありましたね?(笑)
2015年の税制改正による消費税の扱いというのもありますしね。
色々と不安要素もあったりするわけです。
昔だったら、せどらーの販路というのは、アマゾンかヤフオクの2択で、アマゾンがメインで、損切りだったり売り方次第ではヤフオクを利用するというのがセオリーだったと思います。
しかし今は、メルカリやフリル、ラクマ、LINEモールといったフリマアプリをはじめとする新しく販路となり得るプラットフォームが複数あります。
カテゴリによっては、アマゾンも徐々にシェアを奪われているかも知れません。
当面、アマゾンマーケットプレイスがメインの出品先になるとは思いますが、今の時代、何もアマゾンだけに固着する必要性もないと思います。
複数の販路を持っていれば、リスクも分散することができますしね。
せどりで成功するための4つの力
せどりのデメリットについて言及して参りましたが、ひとつひとつのデメリットを分解して考えてみると、それぞれのデメリットを覆すのに必要な4つの力というのが見えてきました。
この4つの力を鍛えあげることができれば、怖いものなしというか・・・。(笑)
ということで、せどりのデメリットから読み解いていきましょう。
まず、最初に労働集約型ビジネスのところで、体力という言葉を使っていたのですが、実はこれなんですよ(笑)
体力というチカラです。
また、ライバルが多いというところでも、勝負という言葉が出てきましたね?
勝負に勝つために必要なチカラというのは・・・
競争力です。
メンタルブロックの話では、資金が減ってしまうことへの恐怖心について書きましたが、逆に考えると、資金力があれば余程大きなリスクを背負わない限り、ちょっとやそっとの資金の増減はそれほど恐怖には感じないんじゃないかなと・・・。
ということで、資金力です。
仕入先や地域性、そして最後にAmazonに振り回されるという話をしましたが、それらの要因に左右されないためには、選択肢を多く持つことが重要です。
選択肢を多く持つことができても、実際に活用できなければ意味がありませんよね?
それは、仕入先や地域、そして扱う商品ジャンルだったり、Amazon以外のプラットフォームでも同じです。
新しいフィールドに踏み込んでいくためには、適応力が必要となります。
そんなわけで、4つの力というのが導き出されました。
整理してみるとこんな感じですね↓↓
[deco_bg image="postit1"]
- 労働集約型ビジネス、薄利多売 → 体力
- ライバルが多い → 競争力
- 資金がかかる、在庫スペースが必要 → 資金力
- 仕入先や地域性に左右される、Amazonのルールに振り回される → 適応力
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体力、競争力、資金力、適応力の4つの力を鍛え上げていくことが、せどりで成功するひとつのポイントで、それらの力はネガティブ要素の強いデメリットから導き出すことができるというわけです。
必要以上にデメリットという言葉をネガティブに受け止める必要はないんですよねー
考え方ひとつで物事の捉え方って変わるものですし、全く同じものを見ていても、考え方次第でそこから得られるものもそれぞれ違うというわけです。