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お盆のせどり事情とターゲット選定

世間はお盆休みに入って、リオ五輪、高校野球、先日発表された国民的アイドルグループSMAP解散報道、そして少し落ち着きつつあるポケモンGOなんかが話題といった感じの2016年の8月です。

せどり的な話題もお盆セールを開催中のショップ情報だったり、休みを利用した地方遠征仕入れなどといった感じで、毎年、この時期になると同じような情報が飛び交っているようですが・・・


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そんなルーティンの中でも時代の流れとでも言いますか、微妙な変化みたいなものを感じたりするわけです。

お盆休み恒例?FBA受領遅延

お題にもある通り、まずはお盆のせどり事情なんですが、これは時代の変化とか関係なく、今のところ、毎年、起こっているといった印象が強いですね↓

FBA]受領遅延

Amazonのセラーセントラルにログインしてみたら、FBAの一部FCが受領遅延しているというお知らせが・・・。

一部とは一体、どこのFCなのかが気になったので一応、チェックしてみたら、以下のとおりでした。

FBA受領遅延

実は私もお盆休みのタイミングを狙って、この時期に仕入れた商品をFBAに納品してましたからね。(※関連ツイート↓↓)

せどり女子luckyのTwitter

これはお盆に限らずな話なんですが、想定を上回る入荷が発生したことを理由とするFBA在庫の受領遅延は、まだ改善されるのに時間がかかりそうですね。

去年のゴールデンウィークの時期に以下の記事を書きましたが、やはりお盆などの大型連休に発生しやすいFBA在庫の受領遅延は予め想定した上で行動するべきです。

[icon image="arrow3-r"]【参考】納品したFBA在庫の受領遅延が発生しやすい時期 

また、昨年のお盆に発信したメルマガでもこんなことを書いてました↓

せどり女子luckyのメルマガ

2015/08/13配信のメルマガより一部引用

ちなみに「あぁ、やっぱりといった感じ(笑)→」の後のリンク先にはこのような画像↓

AmazonのFBA受領遅延

※クリックすると拡大表示することができます↑

2015年8月13日にもFBA倉庫の受領遅延が発生していたという事実が確認できますね?

情報発信していると今までコツコツと蓄積してきた過去のデータがいろいろと参考になりますね(笑)

こうして過去の事例と現在の状況を比較するだけでも、時代の流れとともに、これまでAmazonさんはFBAのルールを度々改定したり、倉庫を増やしたりしてきましたが、現在も想定を上回る入荷が発生した場合、スムーズに対応できていないということがわかりますよね?

せどらー視点のお盆休みは物が売れるという主張

私がせどりを始めた頃は、せどり業界界隈ではまだブックオフを主な仕入れ先とするいわゆるブックオフ古本せどりのノウハウが主流で、CD/DVDせどりは本当にライバルが少なかった時代だったんですね。

[icon image="arrow4s-r-r"]【参考】せどりとは?

[icon image="arrow4s-r-r"]【参考】時代を読む力を鍛える思考法?

今では考えられないと思いますが、その中でもニッチな分野を攻めればブルーオーシャン状態のものもあの当時は多々ありました。

そして、その後数年に渡って、とくにメディア系商品を得意とするせどらーさんを中心とするせどりのノウハウでも定番(?)だったのが、お盆休みやゴールデンウィークなどの大型連休の時期は、旅行や買い物などに出かけてレジャーを楽しむような層とは反対に、部屋にこもってまったりと好きな音楽を聴いたり、映画を観たり、ゲームに熱中したりといったインドア派をターゲットにした商品を取り扱えば売れやすいという話です。

このお盆はものが売れやすいという話については、私も過去のブログやメルマガでネタにしていました↓

せどり女子luckyのメルマガ

2013/08/15配信のメルマガより引用

上記の文章は、2013年のお盆に配信した私のメルマガの一部からの抜粋なんですが、現在は2016年なので3年ほど経っていますよね?

確かに今でも、当時と同じような状況の商品もあるのですが、先のメルマガにも出てくる【特定のジャンル】というのは、時代と共に変化するものでもあります。

かつては、お盆休みの過ごし方として家でまったり映画鑑賞という人が多ければDVDせどりが有効だったり、その時期に流行っているゲームソフトなんかがあれば、ゲームせどりが有効だと言われていましたが、現在は、映画鑑賞と言えば、HuluやNetflix、dTV、U-NEXTなどの動画配信サービスが主流だし、ゲームも最近社会現象にもなっているポケモンGOのようにスマホゲームをやる人が若年層を中心に年々増えています。

・・・かと言って、

DVDせどりやゲームせどりが稼げなくなっているというわけではありません。
(あえてここでは触れないけど、この話は機会があればあらためてどこかで書こうかな?)

ポイントは購買層の消費動向です。

私の過去に配信したメルマガではインドア派をターゲットにした話をしていますが、それとはまったく対極に位置するアウトドア派をターゲットとして考えれば、当然、お盆に売れやすい商品もスポーツ・アウトドアカテゴリーの商品という考えに行き着くわけです。

ターゲットが変わればその需要も変わるということです。

時々、「今の時期って、どんな商品が売れるのかわかりません。教えてください。」といった質問を頂いたりすることがあるのですが、一概に「売れる商品はこれだ!」と具体的にそのものズバリを示すことよりも、売れる見込みのある商品というのは、ターゲット選定や購買層の消費動向にもよるので、どこを狙ってどのようにリサーチしていくのかということが重要なんですよね。

こうして文章だけを読んでいると、ちょっと難しそうだったり、面倒だといった印象を受けるかも知れませんが、実際にやってみると結構面白いですよ?

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購買層の消費動向をリサーチする方法

「ポイントは購買層の消費動向」という言葉を使わせて頂きましたが、購買層というのは簡単に言ってしまえば、物を買う人=購入者さんの属性のことで、消費動向というのは、調べてみると内閣府経済社会総合研究所による消費動向調査だとか、何だか小難しい話に行き着くので、ここでは消費者の経済状況やライフスタイルなどを踏まえた上での消費についての行動・意識といった感じでザックリと捉えるようにします。

で、先ほど私はお盆休みは自宅でまったり過ごすといったインドア派をターゲットに選定して話を進めていたわけなんですが、別にアウトドア派が求めるスポーツ&アウトドアカテゴリーの商品を取り扱ってもOKなのに、どうしてインドア派がターゲットなのか?という話をします。

お盆休みのせどり戦略としてインドア派をターゲットに選定した商品を扱うのは理由があります。

そして、その背景には購買層の消費動向のリサーチというものがあったりします。

あくまでも私の場合なんですけどね。

リサーチ方法は、深掘りするとキリがないので、ここではわかりやすいようにシンプルに説明しましょう。

世間一般の人たちがその年のお盆をどのように過ごす予定なのかを事前に知ることができれば、そこから逆算して必要とする商品を仕入れて販売することで利益が発生するだろうというのは想像できますよね?

例えば、こちら↓は、マイナビニュースというサイトで公開された2016年に行われたアンケートの結果です↓

お盆休みの予定

引用元:http://news.mynavi.jp/news/2016/07/29/418/

↑のランキングは1000人の会員さんにアンケートを取った結果とのことですが、ネットでの調査ということで普段からインターネットを活用している属性の人たちが回答しているのは想像できます。

私たちせどらーの目的は、Amazonなどのプラットフォームを利用して仕入れた商品を販売することですから、インターネットを普段から利用する属性の人たちをターゲットにするのは当然ですよね?

また、上記の「お盆休みは家で過ごす」と回答している人たちの中には、ネットショッピングをする層が含まれている可能性も十分に考えられます。

なので、このデータは購買層の意識がどのようなものなのかを考える際に参考にできるというわけです。

お盆休みを家で過ごす人が圧倒的に多いということは、そういった人たちがほしいと思う商品を販売すれば、その他の層の人たちが欲する商品よりも売れやすいのではないか?といった考えができますよね?

他にもいろいろと参考にできるデータはあったりもしますが、シンプルにお伝えすると基本的にリサーチは「どんな人たちに何を販売すれば売れるか?」を考えて、参考資料を集めていくところから始まります。

この段階がいわゆる情報収集と言われるわけなんですが、同時に必要なものとそうでないものを選別する作業も行います。

情報の取捨選択ってやつですね。

あとは必要があれば、購買層に当てはまる人たちの価値観や行動に繋がるキーワードを拾って更に深掘りしていくといった感じですね。

お盆休みの時期に私がインドア派をターゲットに選定した商品を仕入れるという背景がご理解頂けたかと思います。

せどりに限らずビジネスにおいて数年間のデータが重要視される理由?

実はこれだけではなく、もっと複雑なリサーチなんかをすることも場合によってはあるんですけど、ここでは複雑な手法を取り上げても話が難解になるだけなのであえて触れません。

「●●せどりが儲かる」みたいな一般的なノウハウよりも、こういった深掘りができるようになると、時代が変わって一気に稼げなくなるなんてこともなく、せどりとか転売以外のあらゆるビジネスにも繋げることができるので当然、可能性も広がります。

もうかれこれ5年ほどのお付き合いになる常連の読者さん(もしかしたら知っている人も多いかも?)と先日、お話ししてたんですけど、やはりこういった思考が重要だというのを再確認しました。

古くからせどりに取り組んでいて、ずっと稼ぎ続けている人はこの辺をしっかりとわかっているものなんですよね~

派手に一瞬だけ大きく稼げて消えていくせどらーさんと、地味だけどコツコツと長期に渡って安定して稼ぎ続けているせどらーさんの違いというのも実はここにあるのかも知れませんね?

まぁ、どちらが正しいとか間違ってるとか、誰が消えたとかそういう話はどうでも良くて、自分が何を望んで、現実とどのように向き合い、日々をどう生きているかという違いです。

一番賢いのは、コツコツと地道な努力を積み重ねていると、正直、一時的に自慢したくなるほど大きく稼げたりすることもあるんだけど、それでもあえて稼いだことをアピールせずに日々、黙々と仮説と検証を繰り返してPDCAサイクルを回している人だと思います。

コツは人が面倒だと思うことをあえてやってみるというのは一般的なので、それだけでは甘いということを十分に理解した上で、それをさらに追及して深掘りするってことかな?

同じお盆休みの時期に発信した私の過去のメルマガやブログ記事も、月日が経てば比較検証するためのデータとして使えるし、経験と共に蓄積されたデータというのは今後のさらなる可能性にも繋がる強い武器にもなり得ますからね。

ちなみにこちら↓は、2014年8月15日の私のツイートです↓せどり女子luckyのTwitter

※2014年のお盆のツイート↑

2年前の自分のツイートを今あらためて読み返してみても、私のお盆仕入れのスタンスはブレてません(笑)

過去の自分の言動がこうしてデータとして残っているというのは貴重なことです。

過去を省みることだったり、検証材料として活用できますからね。

せどりに限らず、ビジネス的な一般論として行動、知識、スキルというのはよく語られてますが、自分自身の経験によって裏打ちされたデータをきちんと記録しておくと後で何かと便利です。

正直、言語化するのが難しかったりする部分もあったりもしますが、少しでも伝われば幸いです。

で・・・

今年のお盆のせどり事情なんですが、リオ五輪の影響ってありそうですね・・・。

Amazonに限っては、思ったよりも今年のお盆は売れ行きがよろしくないといった感じです。

まぁ、何年も続けているとそんな時もあるってことですね。

Amazonに限ってというのがポイント(笑)

今は昔と違って、商品の販路もAmazonだけではなく、とくに若年層はスマホアプリを使っていたりもするのでターゲット選定も当然、プラットフォームによって変わるというわけです。

そんなわけで、この記事も月日が経てば経験に裏打ちされたデータとして、何年か後に活用できるので、ここにしっかりと記録しておきます(笑)

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