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大昔からある法則?カールもピザポテトも限定性・希少性の原理

せどりをやっていると、年に何度か遭遇する特需というのがありますよね?

特定商品の突然の生産終了だったり、販売停止だったりで市場にある在庫が急に品薄状態になるといったことが度々起こります。

最近だと、カールが東日本での販売を終了しましたよね?

その前だと、ポテトチップスのピザポテト味だとか・・・。

いずれも店頭では品薄状態になって、アマゾンやヤフオク、メルカリなどで高値で取引されるという流れになっています。

参考記事「カール」店頭で品薄、ネット5000円出品も(読売新聞MSN NEWS(リンク先が該当する記事を削除)

ちょっと前にせどり界隈でも、メルマガとかでカール転売を煽るようなものもいくつかありました。

ポテトチップスピザポテトも同様です。

さらにもっと前に遡ってみると、この記事なんかも出てきました(笑)

参考記事日清カップヌードル謎肉祭が売り切れ続出でAmazonで価格高騰?

今回のカール騒動も似たような動きになっているのがわかるかと思います。

こういった流れというのは、珍しいものでも何でもなくて、古くは70年代のオイルショックによるトイレットペーパー騒動の時代からあるものなんですけどね。

売り切れ

人間って、それまで当たり前のように日常生活で身近に感じていたものでも、急に手に入らなくなることを実感すると、とくに必要でないものであっても手に入れたくなるものなんですよね~

入手困難なものだからこそほしくなる心理

いつでもどこでも買える商品というのは、その時、その瞬間に購入しなくても売り切れない限りは、急いで購入する必要はありません。

でも、突然、生産終了したり販売停止となると、何となくほしくなるのが人間心理だったりしますよね?

とくにテレビやネットのニュースなどで頻繁に繰り返し取り上げられると、意識してなくても勝手に情報は入ってきます。

SNSなどで一般の消費者がそれに対して反応すると、それがまた刺激になったりして、最初は、とくにほしいとは思っていない商品でも、気がついたら意識していたりして、購買意欲が煽られたりするわけです。

知らず知らずのうちに潜在意識に刷り込まれてしまうものなんですよね~

今すぐ買わないと、やがて買えなくなることはわかっているので、スーパーとかに買い物に行ったりすると、思わずカールがあるかどうかチェックしてしまったりとかね?(笑)

スーパーマーケット

入手困難な商品というのは、需要が高まることで価値も上がります。

誰でも簡単に手に入れることができないものを持っているというのは、優越感を満たすことにも繋がりますしね。

そんな理由もあって、大昔から人は限定に弱いというわけですよ。

限られた人しか手に入れることができない商品というのは希少価値が高いですからね。

限定品

限定性・希少性の原理に基づいて市場は動いているというのは、今も昔も変わらない不変の法則のひとつです。

そして、メディアによって情報が拡散されることで世間を巻き込んで需要は高まっていって、特需になるというわけです。

過去に明治のカルミンやポテトスナックなんかも生産終了になりましたが、メディアでの取り上げられ方だったり、情報の拡散力はカールほどでもなかったように思えます。

参考記事大正生まれのタブレット菓子「カルミン」が生産終了

参考記事駄菓子「ポテトスナック」販売終了

限定性・希少性の原理は、メディアによる情報拡散力によって最大限の効果を発揮すると考えて頂くと、わかりやすいんじゃないかなと。

もし今後、突然、販売停止や生産終了になる商品が出てきたら、情報収集だけでなくメディアでの扱われ方やSNSでの拡散力をチェックしてみると良いでしょう。

こういった突然の販売停止や生産終了などによる特需というのは大昔からある不変の法則ですが、昔は新聞やテレビで情報が拡散されていたのに対して、現代はネットのニュースやTwitterなどのSNSが加わったこともあって、情報の伝達スピードはより加速していて話題が大きくなりやすい構造になっていたりもしますからね。


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